キベリクビボソハムシ
8月7日、朝、新聞をお読み終えて、さあ立ちあがるか、と思ったらなんだか腕がムズムズします。なんだぁ?と見たら見慣れぬ昆虫が腕にくっついています。どこから入ってきたのやら、なんだかこわい家ですねぇ。
ちょっとプラスチックケースの中で待機してもらって、やりかかった仕事をさっと終え、カメラをとってきて撮影会。
お洒落できれいな虫です。
テツイロカミキリのときに見たような、複眼のところから触覚が出ている、という感じですね。
ただし、小さいんです。体長6mmくらいですかね。カミキリではない、多分ハムシだろうという感じはします。
黒い斑点模様を頼りに、いろいろ調べたのですが、どうもうまくない。
http://www.g-hopper.ne.jp/free/fukuda/photo_zukan/kochu/pz_kiberikubibosohamushi-01.htm このサイトの写真を見てください。キベリクビボソハムシです。似ているのですが、翅の模様が違う。
同じキベリクビボソハムシで検索して
http://mushinavi.com/navi-insect/data-hamusi_kubiboso_kiberi.htm このサイトの写真は私の腕にとまったのとよく似ている。
翅の模様などを手がかりに調べているのに、同じ名前で違う模様のものが出てきてしまって、戸惑いました。鞘翅の模様のパターンに変異が大きいらしいのです。
http://choyukkuri.exblog.jp/5658027/ には「鞘翅の模様パターン変化」が図示されていました。
ここの図を見て納得。私が出会ったのもキベリクビボソハムシで間違いないと思います。
甲虫目 > ハムシ科 > クビボソハムシ亜科 > キベリクビボソハムシ
学名:Lema adamsii
和名 キベリクビボソハムシ
体長 5.5~6mm
分布 本州,四国,九州,対馬,八丈島,甑島,屋久島
出現期 4~7月
エサ ヤマノイモの葉。幼虫も同様。
ことし、ヤマノイモを制限せずに伸ばしたのが、またいろんな昆虫の出現する原因の一つかもしれません。
撮影が済んで、窓の外のアサガオやヤマノイモが伸びているネットのところへ逃がしてやりました。
◆ 8月11日。上のキベリクビボソハムシを逃がしてやった、まさにそのあたりのヤマノイモの葉の上で、キベリクビボソハムシに出会いました。
これはひょっとすると、室内へ、写真撮って、と入り込んできた、あの個体かもしれませんね。再会です。
上に掲げた写真でもわかるのですが、脚の先端部が面白い、爪先を持ち上げたような、独特の格好をしています。
不思議な出会いでした。元気でね。
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