お灸をすえられました
お灸をすえられているように見えませんか?
横から見ると
お分かりですよね。これヤイトバナです。
やいと‐ばな【灸花】〔植〕(子供たちが灸に擬して遊ぶところから) ヘクソカズラの別称。<季語:夏>[広辞苑第五版]
へくそ‐かずら【屁屎葛】 カヅラ:アカネ科の蔓性多年草。山野・路傍などに普通。葉は楕円形。全体に悪臭がある。夏、筒形で、外面白色、内面紫色の小花をつけ、果実は球形、黄褐色に熟す。ヤイトバナ。サオトメバナ。古名、くそかずら。漢名、牛皮凍。<季語:夏>[広辞苑第五版]
ヘクソカズラという名前は知っていて、その名前でブログに載せようと思っていたのですが、ヤイトバナから「子供たちが灸に擬して遊ぶ」というのを知って、猛烈に面白くなってしまって、やってみた次第です。
鳳仙花で爪を染めたり、白粉花で白粉遊びをしたり、昔の子供は何でも利用して遊んだのですね。
http://www.it-hiroshima.ac.jp/12serials/05kusabana_data/2005_08.html
によりますと
花の中心部の紅紫色が,お灸(きゅう)をすえた痕(あと)の色に見えるのでヤイトバナ(灸花)の名前がありますが,この名前は,花冠の部分をなめて手や顔にはりつけ,子供たちがお灸遊びをしたことに由来するとの説もあります。ヤイトバナとヘクソカズラどちらもユニークな名前ですが,ヤイトバナには昔の懐(なつ)かしさがあり,ヘクソカズラにはおかしさがあると思いませんか?
別名として,可憐で,田植えの頃に咲くことからサオトメバナ(早乙女花,五月女花)あるいはオトメバナ(乙女花)という上品な名前もあります。
花の中心部の紅紫色がお灸の痕に見えるでしょうか。
どっちかというと、お灸遊びの方が私は気に入りました。
きれいな花ですよね。
私にはさして悪臭は感じられないのですが、かわいそうな名前をもらいました。
表面の輝きがきれいです。
花を摘んでお灸遊びをしたことですし、もう一個、花を摘んで花の中を見せてもらいました。
根本が子房についていますから。
葯がついているのがオシベ。
花の中までこまかい毛が密生しています。花の先端近くまで続く毛と、子房のそばの毛では様子が違います。働きも違うのでしょうか。
こんな中まで入り込む虫さんも大変ですね。
http://homepage3.nifty.com/yaoi/sakusaku/4_1.htm
↑ここに花の内部の詳しい話が載っています。関心のある方は是非お読みください。
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