ヤマトシジミ
昆虫を擬人化しようとは思わないのですが、どうもこういう風に目の前にやってきて、逃げるでもなく、じっとたたずまれてしまうと、写真撮ってブログに載せてあげようかなぁ、と思ってしまう私です。
翅がもうボロボロになってしまっています。コレクターはこうなってしまったチョウには見向きもしないでしょう。コレクターは羽化直後のチョウを標本にすればもっとも完全な標本ができると考えます。
私は、生きる姿を「観照する人」、命のの流れに「立ち会う人」でありたいと願うものです。
チョウは空を飛ぶことが生きる姿。精一杯生きてきて、その結果、翅がボロボロになったのですから、こんな美しい姿はない、と思うのです。
思わず、えらいね、と声をかけてやりたくなるのです。
蜜を吸いながら、なにやら井戸端会議の様子。
若くて華やかなチョウもいれば、時間を重ねて老熟したチョウというのもいるのです。チョウに出会ったら、そんな時間を刻みこんだ生の姿を読みとってみてください。
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