アワビ
内側。やけに立派な、富士山みたいなフジツボが見えています。
外から見ると
左はフジツボですが、右の管状のは何というんでしたっけ?忘れました。
フジツボの中を覗くと
ふじ‐つぼ【富士壺】フジツボ目フジツボ亜目の甲殻類で、柄部がなくて殻で岩礁などに着生しているものの総称。体は富士山形をした石灰質の殻で包まれ、体節は退化的で不分明。殻の中から蔓ツルのような6対の脚を出して水中の食物をとる。船底に付着して速力を減退させるのを俗に「かきがつく」という。海産。クロフジツボ・タテジマフジツボ・イワフジツボなど。藤壺とも書く。[広辞苑第五版]
カニなんかの仲間と考えてください。どこだったか、旅行中に、フジツボを食べたことがあります。味は覚えていません。珍しいものを食べた、という記憶だけです。
ひょっとして、管状のやつの幼生?という気もしますが、全く分かりません。海の生き物には縁遠くて。
鮑の片思い:(鮑が片貝であることから) 自分が相手を思うだけで、相手が自分を思わないことにいう。「磯の鮑の片思い」とも。[広辞苑第五版]
有名な言葉ですが、アワビは二枚貝の貝殻が一枚になったものではなく、巻き貝です。
あわび【鮑・鰒】ミミガイ科の巻貝のうち大形の種類の総称。マダカアワビ・メガイアワビ・クロアワビ・エゾアワビなど。貝殻は耳形で厚く、殻長10~20センチメートル。暗褐色または帯緑褐色、内面は真珠光沢がある。殻表に管状に立ち上った4~5個の呼吸孔がある。日本各地の岩礁にすむ。貝殻はボタンや螺鈿ラデンの材料。肉は食用、乾燥した半透明の良品を明鮑、不透明のものを灰鮑という。串貝。水貝。石決明。<季語:夏>[広辞苑第五版]
こういうアングルで撮れば、巻き貝であることがはっきりわかると思います。
巻き貝の口が大きく開いたものと考えてください。ごく近いうちに、普通の巻き貝とアワビの形のコンピューター・シミュレーションをお目にかけようと準備中です。
最後は幻想的に。
真珠層です。炭酸カルシウムの結晶が層状に配列して、反射光が干渉して発色しています。シャボン玉などと同じ発色の原理です。
炭酸カルシウムは酸にとけますから、酢をかけると二酸化炭素の泡を出してとけます。これは真珠も同じこと。真珠は清潔に。汗の成分が発酵したりして、もし酸性物質ができると表面が傷みます。
昔、高校化学教師の時代、真珠の養殖施設で、屑真珠がほしい、授業で酢に溶かして見せたいから、と申し込んだら、真珠のイメージを傷つけてはいけないということなのでしょうか、当方が屑真珠を仕入れて高く売る詐欺男風にとられたのでしょうか、断られました。古い思い出です。
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