クシヒゲハバチ Part4
クシヒゲハバチは一件落着した、とおもって、2日後の6月12日。1匹しか羽化できなかったようだけれど、もうケースを掃除してしまっていいだろう、と中を覗いてみました。
これは羽化に成功した方の繭です。フタを開けたようになっていますね。
このフタをとって中を覗いてみましたが、蛹の皮は見えませんでした。
空っぽ。
ケースから引きはがして、くっついていたところを見ると。
こうなります。
平らな面にくっついていたことがよくわかります。
さて、もう一つの繭も開けてみることにしました。
外見的に、上の繭と違いはないようです。
フタにはなっていませんので、カッターナイフの先端で、そ~っと切り開いてみると・・・ビックリ!
中に幼虫らしきものが見えてきました。
どうして?
繭をつくって蛹になったんじゃなかったの?
生きています。死んじゃったら乾燥するなり、カビるなりしてしまうでしょう。
それに、まだ少し動けるんです。外からの刺激に反応して体を動かすのです。
参ったなぁ。これって、体内に寄生されているという状況ですね。その寄生者は宿主が死なないように大事なところだけ残して、体内を食べているのでしょう。
宿主が繭をつくるところまではいかせたけれど、蛹化はさせなかったのですね。
とにかく、どうなるのか?寄生者は羽化して出てこれるのか?
ということで、ケースに戻して、その後ずっと毎日観察していますが、7月5日現在、まだ状況に変化は起こっていません。まだ生きてはいるのだろうと思います。
飼育を始めてから、もう2か月以上になりました。決着がつくのかどうか、見続けることにっします。
◆参考
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kusihigehabati.html
ここを見てください。「幼虫図鑑」の中です。
トップの写真が、クシヒゲハバチの幼虫に「ハエ」のようなものがくっついている写真です。これが寄生者でしょうか。解説がないのではっきりとは分かりませんが、多分そうなのではないかと思っています。
その他に、クシヒゲハバチの雌雄の写真もあります。
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