クサカゲロウの幼虫
なんだかゴミの塊が歩いているように見えたので、とにかく写真を撮ってみました。
その時点では、何かの幼虫が背中にゴミを集めて背負い歩いている、という認識で撮影していました。体長は5~6mm程度。
パソコンで拡大してみると、ものすごいアゴが見えます。これは肉食性の昆虫だなぁ。
このサイズで、肉食性の昆虫の幼虫・・・と考えてみると、私の知識では「クサカゲロウ」くらいしか思い浮かばなかったのです。
で、クサカゲロウを検索してみたら「当たり!」でした。
クサカゲロウはアブラムシを餌として食べるのですが、体液を吸って、その殻を自分で背負っているのだそうです。
私は、クサカゲロウの成虫はよく知っています。また、俗に「優曇華(うどんげ)」と呼ばれる、糸の先についた卵もよく知っています。そうして、その卵から孵った小さな幼虫にアブラムシを与えたところ、取りついて体液を吸う、というのも観察しました。
ところが、飼育したことはないのです。小さな幼虫がアブラムシを食べることを確認したところで、飼育はやめて屋外に放してしまったのでした。
そういうわけで、幼虫が自分の食べたアブラムシの死骸を背負って歩くという習性は知らなかったのです。
いや~、面白いものを見た、感激です。クサカゲロウの成虫は美しい緑色で、とてもはかなげで、肉食性とは思っていない人が多いと思いますが、成虫・幼虫ともに肉食性なのです。
さいごにもう一枚。写真としては不十分な写り方ですが、幼虫の体の周りのトゲというのかがよく見える写真をお目にかけます。
ね、ごみの塊にしかみえないでしょ。
http://www11.big.or.jp/~magmell/science/watch11.html
http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/200707150000/
これらのサイトにとてもよい写真があります。ご覧ください。
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