ツマグロオオヨコバイ
人は刺しません。園芸の方に重点のある方は、駆除した方が植物のためにはよいでしょうね。
成虫をお目にかけます。
多分、羽化して比較的間もない個体だと思います。
珍しいことに、翅の後ろに、腹部の先端がのぞいています。こんな姿は初めて。
3対目の後ろ足が体の下に隠れて、あたかも4本しか肢がないように見えることもあります。じっくり見てやってください。
若虫のことを、英語でニンフ(nymph)といいます。
日本語でニンフというと、妖精という意味の方が知られていると思いますが、こんな写真を見ていると、若虫は妖精なんだなぁ、と感じられます。
あんまり美しいので、また載せてしまいました。
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たびたびすみません。農家育ちの私は何回か刺された記憶があるのです。夫もヨコバイは刺すと云いますし、図書館で調べてみました。
農文協出版による「減農薬のための田の虫図鑑」にこのように載っていました。
「オスの成虫は翅の端(ツマ)が黒く、横に這うのでこの名がついた。冬は主に水田のスズメノテッポウという雑草を吸って過ごす。刺されるとチカッとする。
萎縮病をうつすので害虫に入れられているが近年保毒虫率が低下し、害虫ではなくなったところが多くなってきているにもかかわらず、防除しているところがある。土着者で姫トビウンカと同様農薬に対する抵抗性がつきやすい。」
と、ありました。刺す、のはおそらく悪意(血を吸うとか)ではなく防御のためではないでしょうか。
どう思われますか?
投稿: 桔梗 | 2008年7月12日 (土) 12時54分
前のコメントは言葉がたりませんでした。自分を刺したのがヨコバイかどうかハッキリしなかったのですが夫に聞いたらそうだったので調べてみたのです。
それから普通のツマグロヨコバイとオオヨコバイは違うのでしょうか。もしそうだったらごめんなさいです(笑)。
投稿: 桔梗 | 2008年7月13日 (日) 00時15分
ツマグロオオヨコバイが人を刺すかどうか、経験がありません。捕まえようとしたこともないし、飼育などもしたことがないし、「濃密な接触」の経験がないのです。
http://michibatashizen.sakura.ne.jp/mushiniki-28.htm
ここでは「もしこの口吻で刺されり血を吸われたりしたらたまらないが、偶然のものを除いて人間が刺されたという話は無いから安心して欲しい。」とありました。
ネット上では名前に混乱があるようで、ツマグロオオヨコバイのことをオオツマグロヨコバイと書いておられる方もいらっしゃいます。
どちらにせよ、体長12~13mmくらいの大型種です。
それに対して、ツマグロヨコバイは農業関係で有名な虫です。翅の先端は黒いですが、胸に黒い斑点はありませんので、一目で見分けがつきます。また体長が6~7mmで小型です。
これが刺すという話は、あちこちで見かけました。
このほか、翅の先端が黒くないオオヨコバイというのもいます。
いろいろ混乱があるようですね。
http://www.ne.jp/asahi/rhyncha/index/html7/0616.html ここに、ツマグロヨコバイの大きな写真があります。
http://www.ne.jp/asahi/rhyncha/index/html1/0038.html ここにオオヨコバイの大きな写真があります。
見比べてみてください。
投稿: かかし | 2008年7月14日 (月) 10時30分