ササグモ
逆光気味のポジションでササグモのメスを見かけました。
頭胸部が半透明で、まるでエメラルド。単眼の上に「まつげ」風の毛が生えていて、擬人化したくなります。美しい眼差しです。
あまりの美しさに、ワンショット。何度もご紹介してきているので、もういいかな、とも思いつつ。
ホトトギスのところで別の虫を撮影していて、何気なく葉を裏返したら、卵塊とそれを守るメスのササグモに出会ってしまいました。
ゴメン、驚かす気はなかった、と謝りながら、3枚撮影して、すぐにそっと元のポジションに戻しました。腹が細いですよね。卵を産んだ後なのでしょう。
クモって、卵を守るものが多いのですね。昆虫類では親が自分の子に出会うことは珍しいことなのですが、クモでは子が孵るまで守っている、ということはざらにあるようです。
翌、7月24日。
ほぼ同じ場所で、ホトトギスの葉の上に、ササグモの子がいました。まさか昨日の卵塊から孵化したとは思いませんが、きっと母親に守られて無事孵化したのでしょう。
体長は1mm足らず。本当に小さいんです。100匹生まれれば99匹は成長できずに終わるという世界です。できれば、この子グモが大人にまで成長できますように。私にできることはなにもありません、ただ心から祈るだけです。
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