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2008年7月17日 (木)

ササグモ

0716sasagumo 7月16日。なんだか認識パターンから少しずれたパターンに眼が(脳が)反応したので、よくよく近づいてみると、いわゆる「共食い」でした。

産卵を控えたおなかの大きなメスのササグモが、オスを捕まえたようです。

あまりの厳粛な行為に、1枚だけ写真を撮ってすぐに引き下がりました。

残酷だ、とは言わないでください。次世代を産むこと、これが至上命令なのです。命の営みとはこういうものです。人間的な倫理観や情緒的な感情は、ここでは無用です。

有性生殖とは個体の命を有限なものに限定して、命の流れの持続を図るシステムです。有性生殖を獲得して、私たちは死をも獲得したのです。

よく、カマキリでメスがオスを食うといわれますが、あれは非常に例外的なこと。ほとんどの場合オスは交尾後、メスから簡単に逃れます。また、私の数少ない観察では、オスがメスの正面から近づいても、メスの捕食行動を抑制する方法があるように見受けられました。

クモの場合は、昆虫とはまた違った生き方を選択したいきものです。子に与える最初の餌が自分自身の体であるというクモもいます。生半可な感情で自然をとらえずに、まずは「見ること」「見極めること」に徹していきたいと思います。

7月17日。同じ場所で、おそらく同じ個体であろうと思われるササグモに再会しました。

0717sasagumof このおなかの大きさを見てください。

次世代へ向かう「卵」がいっぱい詰まっています。メスグモは、産卵という仕事に向ってすべてをかけています。

私は、このクモに、敬意を表します。

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