テツイロヒメカミキリ
カミキリムシまでは一目で分かりますが、カミキリムシの世界は奥が深いので、あまり立ち入ったことがありません。
でもまぁ、調べなくっちゃ。
検索していて、最初に「これかな?」と引っ掛かったのは「トゲヒゲチャイロヒメカマキリ」でした。
でもねぇ、名前の由来の「ヒゲにトゲ」というのに合致しないし、南方系らしいし、東京都の南端でみられる種類ではなさそうな雰囲気です。
実はヒメカミキリ族の仲間だろうと思って撮影したのですが、ニホンチャイロヒメカミキリともテツイロヒメカミキリともどこか微妙に違っていました。
こんな記述がありました。ということは、ニホンチャイロヒメカミキリやテツイロヒメカミキリはよく似ているらしい。で、それらを調べてみました。
ニホンチャイロヒメカミキリもなんだか南方系らしい。じゃあ、テツイロヒメカミキリは?
http://insectk.web.fc2.com/im3t2/tetuirohime07508.html
ここを開いて、「あぁ、これだ」。
非常に美しい濃いアメ色のカミキリムシですが、移入種だそうです。
山間部よりも都市近郊の灯火で見られるようで、池袋でも記録されています。
とありました。これなら、ここ大田区で見かけても不思議はないでしょう。
決定:テツイロヒメカミキリです。
「テツサビイロ」とか「サビイロ」の方がいいような気もするけれど、着いている名前は仕方ない。
上の2枚目の写真の顔の部分だけトリミングして再掲します。よくご覧ください。
触覚の付け根を複眼が取り囲んでいます。ぐるっと一周はしていませんが、眼の中から触覚が生えているという雰囲気ですね。
カミキリってこうでしたっけ?ビックリしました。
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翌日、10日。庭に出て、昨日カミキリがいたところを見ると、まだいます。よく見るともう死にかけていました。室内へ連れてきて、顔のところを観察させてもらいました。
ありがとう。じっくり観察させてもらいました。
今日、11日庭の隅の落ち葉の重なったところの下へ置いてやりました。
土に還り、命の流れに還り、別の命の中に再生します。生きるものの幸せは、命の流れとつながって循環すること。そのようにして、すべての命は「地球に遍在」となるのです。
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