対決
モノサシトンボの写真を撮っていて、ふと眼を上げると、こんなシーンに出くわしました。
右のクモはササグモ。
左のチョウは、翅がもうボロボロなんですが、多分ヤマトシジミでしょう。
たまたま、ササグモの前にとまってしまったのかな。で、ササグモは動きを察知して狙っているのでしょう。
カマキリの場合だと、餌になる相手をいったんみつけると、相手が動かなくても見えているようで、狩りをします。距離感がつかめないときは体を左右に少し動かして距離を測り、カマの射程距離に入るように近づいていきます。
クモの場合はどうなのでしょう?カマキリと違って単眼です。相手が動かなくなった場合、対象としてとらえ続けられるのでしょうか?単眼は動きに敏感だと思うのですが。
この後、どうなったかはわかりません。もう夕暮れ時でしたし、蚊に襲われていましたし、何より、昆虫たちが命をかけて闘う場合、介入する気はないからです。
気分的にはチョウに肩入れしたくなりますが、クモだって、食べて繁殖して命をつなごうと懸命なのです。命に差はありません。
ヒトのように「飽食」などということもしません。必要な食べ物をとるだけです。
ヒトの生半可な感情をさしはさむことはしたくないのです。
生きることは荘厳なことです。
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