スイートピーの豆が熟すと
来年のためにスイートピーの種を採っておこうと種を集めていた妻が、こんな風になってたわよ、と持ってきてくれたのがこれ。
さやがねじれています。
へぇ、こんな風になるんだっけ?と記念撮影。
小林正明 著「花から種へ 種子散布を科学する」全国農村教育協会、2007年2月22日初版刊行
という本を見てみましたら、ありましたよ。
「自力散布」の「②果実の乾燥ではじく」という項目に「マメ型の散布」という解説がありました。
カラスノエンドウなどマメ科の鞘は1心皮で果実をつくり、中央で折れている。熟すと乾燥して折れた部分を境にしてそれぞれが反対方向にねじれる。ねじれ始めてしばらくは緊張に耐えているが、限界を超すとはじけて種子を飛ばす。果実の内側の皮の収縮が大きいためである。
なるほど。そうやって種を弾き飛ばした後の姿がこれなんですね。知らなかったなぁ。
面白い。
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