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2008年6月30日 (月)

ツマグロヒョウモン羽化 Part3

0628tumaguro1 6月28日。

3匹目が羽化しました。

ケースのふたを開けたら、すぐに飛び去っていきました。

で、ケースの中を覗くと・・・

0628tumaguro2 この液体、「蛹便」といいます。

飼育経験でいうと、ルリタテハとツマグロヒョウモンの蛹便は、こういう風に「赤い血」のごとく、です。初めて見たときは、どうなっちゃったんだろうと、びっくりして不安に駆られました。

羽化後、腹部の筋肉を使って体液の圧力を上げ、体液を翅脈に圧送します。この力で翅を展開するわけです。翅の展開が終わると、翅脈は中空のパイプとなり、とても強い構造材として翅を支えます。

体の中に残った、余分な体液は重いですし、捨てます。それがこの蛹便なのです。アゲハなんかでは緑色の蛹便をします。

ところで、体液を送るための筋肉と、その筋肉を動かす神経は、これ以降は、もう使うことはありません。そこで、この筋肉と神経の細胞は、積極的に死んで分解され、他の細胞の栄養となります。

蛹の体内で体の作り変えをしてきた、最後の仕上げです。

チョウの羽化を見るチャンスなどありましたら、こんなことも思い出してください。

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動物」カテゴリの記事

コメント

初めまして。
ツマグロヒョウモンの赤い水様便に驚いて検索をし、こちらに辿り着きました。
今月の初めに、我が家のビオラについている幼虫を発見し、ツマグロヒョウモンという蝶の存在を初めて知り、何とか蝶の姿を見たいと思い飼い始めました。
蛹になってから丁度2週間。
蛹の糸が飼育ケースの蓋から外れて落ちてしまったりしたもので、ちゃんと羽化するか心配していましたが、今日、いつの間にか羽化しているのを見つけてホッとしました。
観察を続けていたら血のような水様便を結構たくさん出したのに驚きましたが、こちらのブログを拝見し、そういえば、アゲハの時にも色はともかく出していたなぁと思い出しました。
そして、脚が4本で、奇形ではないかという疑問も解消され、本当にホッとしました。
ありがとうございました。

案山子庵雑記の方も寄らせていただきましたが、くえびこの中の「地震のエネルギーと余震」の項では、難しい数式はともかく、今回の大震災後の余震活動に参っていたので、少し不安が解消されました。
私は50代前半の主婦で、学生時代あまり理系は得意ではなかったのですが、今見ると、他にも非常に興味深いお話も多く、今後楽しみに少しずつ拝見させていただきたいと思います。
長々と失礼いたしました。

ツマグロヒョウモンは幼虫の姿といい、光る蛹といい、蛹便といい、なんだか「にぎやかなやつだなぁ」と妻と笑いながら飼育しています。夫婦でのアゲハの飼育歴は39年にもなりましょうか。アオスジアゲハも、もう30年くらい毎年育てています。(クスノキです)。プランターでパセリやニンジンを育てるとキアゲハが来ます。食べた後のコマツナをプランターに植えていたらモンシロチョウが大量に生育したこともあります。
いやはや、虫さんたちに遊んでもらう日々です。
ご相談も承ります。どこかにコメント書き込んでください。

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