マツバボタン
これは園芸ショップで買ってきて線路際に植えたマツバボタンです。もともと好きな花ですし、このあたりに保育園児が散歩にやってきますから、いろいろ花でも咲かせておくと、喜んでくれますので。
で、まあ、見れば一目でマツバボタンとわかるのですが・・・。
マクロレンズに凝ってしまった私としては、花の中をちゃんと覗いたことがなかったなぁ、と思い起こして、接写を試みました。
よく見るとメシベも見えてはいるのですが、オシベにまぎれてよく見えませんね。
なんとか、メシベが見えるアングルを探して地面に這いつくばって・・・
撮った写真が次のものです。
どれもちゃんと同じ姿のメシベを見ることができました。
ちょっと粘り気でもあるのでしょうか、花粉をくっつけるために。そんな感じがします。
きれいですね。
◆マツバボタン(Portulaca grandiflora)は、スベリヒユ科 スベリヒユ属だそうです。
そうなると、ベンケイソウなどと同じCAM植物でしょうか。
CAM植物というのは乾燥地帯で生育する植物で、昼間に気孔を開くと、水分を失いますので、夜間に気孔を開いて二酸化炭素を吸収して有機酸の形で蓄積しておきます。そうして、昼間は気孔を閉じたままで、有機酸から二酸化炭素を取り出して光合成をするという植物です。
Crassulacean Acid Metabolism(ベンケイソウ型代謝)の略です。
そういえば、マツバボタンの葉も肉厚ですね。CAM植物の共通の特徴です。
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