ヒメジャノメ
参考にしたのは下のサイトです。
http://www.insects.jp/kon-tyohimejya.htm
チョウ目 タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科
Mycalesis gotama大きさ (前翅長)18-31mm
時 期 5-10月
分 布 北海道・本州・四国・九州草原や林の周辺で見られる薄茶色の地味なチョウ。はねの裏面に白い帯と目玉模様を持つ。ふわふわと比較的ゆるやかに飛び、草の葉などによくとまる。人家の近くにもいる。花にはほとんど来ず、腐果や獣糞などに集まる。
ここに交尾中の写真があって、雌雄が識別できます。それを参考にしました。
◆ところで、上の引用文中に、花にはあまり来なくて、腐果などにくる、とあります。実はこのことを知りませんでした。
6月1日。ガラス瓶の中にメロンの皮の切れ端を入れて屋外に放置しておいたところ、瓶の中にヒメジャノメが入り込んで夢中になって液を吸っていました。
夢中になりすぎて無防備になり、妻がそっとティッシュをかぶせて、ジャノメチョウがこんなところにいる、と家の中へ持ち込んできても、知らんぷりで吸い続けていました。
その後、また外へ出して、30分もしたでしょうか、外へ見に行ってみると、まだ吸い続けていました。
よほど、半分醗酵しかけたような果汁がおいしいのですね。無我夢中というのはこのことです。
しばらくして、翅を開いた姿を見かけたので、パチリ。
ジャノメの背中を見るのは、結構珍しいことです。
おいしかったのでしょう。くつろいでいたのでしょう。
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初めまして。
園芸関係で検索していたら、ここにたどり着きました。
ちょっと、面白そうだったので、お気に入りにして、楽しませていただいております。
ジャノメチョウ、母が買ってくれた図鑑で「うわ、こんなチョウもいるんだわ。」と思った幼稚園時代。
小学校で、「蛾だ!蛾だ!」と騒ぐ同級生に「あれは、ジャノメチョウっていう蝶だよ。」と言ったら、ウソツキよばわり。先生を巻き込んでのすったもんだ。
先生は「あれは、蛾です。」
同級生の勝ち誇った顔。
家に帰って、やっぱりジャノメチョウだと思う。と、悔しい思いをしたことが思い出されました。
樹液を吸うことは知っていましたが、メロンに酔いしれるとは知りませんでした。
お蔭様で、嫌な思い出が、ちょっとおかしな記憶に変換できそうです。
蝶も、酔っ払うのかしら。おかしい、本当に生物って面白いですね。
投稿: みみこ | 2008年6月 4日 (水) 02時11分
元高校理科教師としては、小学校の高学年にはぜひ理科の専科の先生を置いてほしいと思っています。小学校の先生の影響力は絶大ですから、ぜひとも、理科嫌いにしないで高校へ送りこんできてほしいのです。好奇心さえ旺盛なら理科ってとっても楽しくって、やさしい教科なんですよ。
ジャノメチョウやセセリチョウは「蛾」と言われやすいチョウです。逆にオオミズアオを初めてみた人はチョウだと思うようですね。もっとも、現在昆虫学の方では、蝶と蛾は区別していませんが。
昔の記憶ですが、チョウの中には「肥溜め」に集まるのもいました。山道で立ちションして水たまりをつくると、アオスジアゲハなんかが吸水にやってくるというのも結構有名です。吸水しながらチョウ自身が水分を排泄しますので、体を冷やすためなのか、とかいわれています。
樹液の発酵したものにもいろんな虫が来ます。スイカやメロンやバナナの皮を夜外に出しておいて虫を集める「トラップ」という方法は有名ですが、お酒を混ぜるとよいということも聞きます。お酒のエタノールは糖類の発酵の産物ですから、アルコールのにおいがすれば、糖があるということでもあるのでしょう。
投稿: かかし | 2008年6月 4日 (水) 14時02分