アオスジアゲハの1齢幼虫
5月12日。
妻が嬉しそうな顔をして帰ってきました。勤め先の近所のお家にあるクスノキでアオスジアゲハの1齢幼虫を見つけて、2匹連れてきたのです。
体長2~3mmのごく小さな幼虫です。
かわいいですねぇ。がんばってるゾッ、と主張しています。
白いところの下には、最後の腹脚がみえているようです。
今度は頭の方を一枚。
ハデハデしいというか、にぎやかな格好というか。
一番手前に見えている「角」のようなものは、胸の部分の上に出ているのだと思います。
実際の頭は、下を向いているのですが、お分かりでしょうか?
アオスジアゲハの幼虫にはヤドリバエが寄生します。ハチの場合だと親バチが幼虫に産卵するのですが、ハエの場合はちょっと違うようです。
平賀壮太 著「蝶・サナギの謎」トンボ出版によりますと、ヤドリバエはクスノキの葉に卵塊をうみつけます。大きくなったアオスジアゲハの幼虫が、この卵塊をかまずに飲み込んでしまうと、幼虫の体内で孵化して寄生するのです。
卵塊は目に見える、と書いてありましたので、これからは幼虫に与える葉の表面をなるべく丹念にルーペで観察して疑わしいものは取り除くことにしましょう。
今年も楽しい季節が始まりました。
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