ヤゴ
これは羽化に成功したクロスジギンヤンマのヤゴのぬけがらです。
この後、1匹、羽化に失敗しました。
池に立てた棒にのぼってきたのですが、雨に降られたりして、羽化のタイミング失ったのではないかと想像します。
アカトンボなどは、夜中に棒などに上って明け方には脱皮しますが、途中で「人間の明かり」が点灯したりして、夜を中断されると、びっくりして水中に逃げ込み、すでに水中での呼吸から空気中での呼吸に切り替わってしまっていて、「ヤゴが水におぼれる」という出来事を起こします。
ギンヤンマやオニヤンマなどは羽化が近づくと、陸上を歩き回ったりしますので、飼育するなら「陸」が必要です。
タイミングを失すると、もう水には戻れないし、羽化を進行させることもできずに死んでしまうのでしょう。
脱皮というのはとても危険な瞬間です。もし、他の昆虫でも脱皮を見かけたら、一切関与せずに、ひたすらじっと見守ってください。ヒトが何かをしてあげられるような営みではないのです。
今日5月26日。池でもう1匹、ヤゴを確認しました。見守りましょう。
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