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2008年5月26日 (月)

コメツキムシ

0520kusikometuki1 0520kusikometuki2 カエデの木の葉についているところを見つけました。

コメツキムシ自体は子どものころから知っているのですが、実はわたくし、コメツキムシを屋外で見るのは初めてなのです。いつも、家の中の明かりに誘われて飛び込んできたのを捕まえて、ひとしきり、ひっくり返してはパチンと跳ばせて遊んでから放してやるという経験のみなのでした。

これ、コメツキムシだよなぁ、と思ったのです。胸の後端の独特のとがり具合など、やはりコメツキムシです。で、悪いけど跳ねて見せてよと、捕まえて地面に仰向けに置いてみたら、ちゃんとパチンと跳ねました。

調べてみたら、クシコメツキというのが正式の名前でした。

ところで、どうやって跳ねるのか?「発射準備」中に、レジリンというたんぱく質のバネを引き延ばしてエネルギーを蓄えます。その蓄えたエネルギーを一挙に解放してパチンと跳ねるのですね。ビックリ箱のようなものです。

私のホームページ「案山子庵雑記」の中に雑誌「サイエンス」から引用して、解説を書いてあります。よろしければお読みください。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/biology/chptr_1/1-1-1/flea.htm

もう一つ別の昆虫、つまりコメツキムシも、ノミと同じ組み合わせを利用してきた。すなわちエネルギー貯蔵としてのレジリンを、例のパチンと跳ねるクリック・メカニズムと組み合わせたのである。コメツキムシが跳ねるとき、虫はまずあお向けになり、体を弓なりにする。そして突然体をたいらに伸ばして、体をジャックナイフのように空中に放り投げる。跳躍はほとんど垂直に近く、高さは300mmにまで達する。コメツキムシという名前の由来となった特徴的な音が、どうして生じるのかは明らかではない。しかし、それはおそらく前胸腹板上にある突起が次の体節の腹板の上にあるくぼみ(ソケット)の中に、パチンとはまりこむことによるものであって、一般に信じられているように、床に頭を打ちつけるときの音ではないと考えられている。

したがって、ノミの跳躍とコメツキムシの跳躍には、いくつかの共通点がある。どちらの昆虫もレジリンのエネルギー貯蔵を持つ。どちらもある時間の間「発射準備」の姿勢をとることができる。そして両者とも、筋肉が弛緩してクチクラの留め金をはずし、その結果、レジリンと胸部の曲がったクチクラ壁とに貯えられていたエネルギーが放出される。

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