ユウゲショウ
とてもかわいい花なので、妻はどこか広い所へ移してやろうとしましたが、うまく根から抜けてこないようです。
名前もわからずにいたのですが、最近、やっと「ユウゲショウ=夕化粧」という名を知りました。
なんとまあ、素敵な名前ですこと。
私がこの花の写真を見つけた「雑草図鑑」では、同じアカバナ科のヒルザキツキミソウと同じページに掲載されていました。
ヒルザキツキミソウなら、今、盛りと咲いています。
並べてみましょう。
なるほど、花の大きさや色は違うのですが、花の姿というのかが似ていますね。
メシベの先が4裂しているところなんかそっくり。
花弁の下の萼片でしょうか、しゃれたスカーフ風になっているところなんかも雰囲気が似てますね。
いくつかのサイトの解説を引用します。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/onagraceae/akabanayuu/akabanayuugesyou.htm
ユウゲショウ Oenothera rosea Ait. (アカバナ科 マツヨイグサ属)
ユウゲショウはアメリカ原産の帰化植物。多年生草本であり、観賞用に栽培されていたものが野化したものと思われる。路傍などに点々と生育が見られる。夏から秋にかけ、直径1.5~1.0cmの花をつける。めしべの先は4つに分かれ、十字状になっている。花が美しいので除草されず、次第に増えつつあるように思う。
アカバナユウゲショウの別名もあるが、昼咲きであって夕方には花を閉じてしまう。ユウゲショウという名は色っぽいが、朝とか昼の化粧であるほうが、生態的には良くあっている。しかし、昼間のお化粧としては派手すぎるかもしれない。http://www.hana300.com/akayuu.html
赤花夕化粧 (あかばなゆうげしょう)
・赤花(あかばな)科。
・学名 Oenothera rosea
Oenothera : マツヨイグサ属
rosea : バラのような
Oenothera(オエノセラ)は、ギリシャ語の
「oinos(酒)+ ther(野獣)」が語源。
根にブドウ酒のような香りがあり、それを野獣が好むため、らしい。また、「onos(ロバ)+ thera(狩り)」との説もある。
・南アメリカ原産、明治時代にアメリカから持ち込まれた。
・5月から9月頃まで、ピンク色のきれいな4弁花が咲く。
花にある赤い筋が目立つ。
・夕方に開くことからこの名前になった。http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/1586/yuugeshou.htm
ユウゲショウ(夕化粧)
水田(兵庫県相生市)のあぜに雑草として咲いていたものを昨年鉢植えにしました。撮影は2006年5月19日。
アカバナ科の多年草で、花の直径は1.2~1.5cm。マツヨイグサやツキミソウの仲間です。原産地は南米。明治時代に観賞用に輸入され、栽培されたのが、いまでは関東以西に帰化しているそうです(朝日新聞社「世界の植物」による)。
アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)ともいいます。これは、オシロイバナ(別名ユウゲショウ)と区別するために使われた名前だと思われます。
読んでいたら「オシロイバナ」の別名が「ユウゲショウ」だと書かれています。へぇ、そうなのか、と広辞苑を引いてみました。
おしろい‐ばな【白粉花】オシロイバナ科の多年草。熱帯アメリカ原産で、江戸初期に渡来。高さ60~70センチメートル。茎の分岐点には膨れた節がある。夏から秋に数花ずつ集まり咲き、花(本来は萼)の形は漏斗状で微香があり、色は黄・紅・白など。果実は球形で堅く黒熟、中の白粉状の胚乳をおしろいの代用にした。オシロイグサ。夕化粧。<季語:秋>[広辞苑第五版]
ほんとだ。夕化粧ですって。無粋なことに、これは知りませんでした。オシロイバナは長い付き合いなのにね。
いろいろ面白い話に出くわして、楽しいですねぇ。
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