ナガミヒナゲシ
今まで単純に「ポピー」と言っていたのですが調べてみたら「ナガミヒナゲシ」という和名があったので今回はそれでいきます。
http://www.hana300.com/hinage2.html によると
長実雛罌粟(ながみひなげし)
・罌粟(芥子:けし)科。
・学名 Papaver rhoca (雛罌粟)
Papaver nudicaule(アイスランドポピー)
Papaver orientale(オリエンタルポピー)
Papaver dubium (長実雛罌粟)
Papaver : ケシ属
nudicaule : 裸茎の
orientale : 東洋の、東方の
dubium : 不確実の、疑わしい
Papaver(ペパベール)は、ラテンの古名の「papa(幼児に与えるお粥(かゆ)」が語源。
ケシ属の乳汁に催眠作用があるため、 乳汁を粥に混ぜて子供を寝かしたことに由来。
また、花弁が薄いので、紙のパピルスに似ていることが由来、とも。・花弁は非常に薄く、しわがある。
つぼみは最初は下向きで表面に毛が生えており、咲くときに顔を上げ、2つに割れて花が出てくる。その風情がなんとも不思議。
・ちまたに咲いている雛罌粟からは、採取が禁止されている「アヘン」は取れません。植えても大丈夫です。ご安心を。
ということです。
◆スペインでは「アマポーラ」というそうですが、昔、「アマポーラ」というスタンダードポップスがありましたが、ケシのことだったっとは、60も近づく今まで知りませんでした。
◆さらに、「虞美人草」ですって!!。
高校で「漢文」という授業があったかかしさん。四面楚歌くらいは知っています。
力抜山兮気蓋世
時不利兮騅不逝
騅不逝兮可奈何
虞兮虞兮奈若何
「虞や虞や若を奈何せん」なんて口ずさんだものです。虞美人草がケシだと、なんだか知識としてはぼんやりと頭の隅にあるような。でもきちっと結びついてはいませんでしたね。迂闊なことでした。
物語は下のサイトで見てください。
http://homepage1.nifty.com/kjf/China-koji/P-154-2.htm
きれいな毛ですね。
近寄るといろいろなことが見えて面白くて仕方がありません。ただ、そのために「全体の姿」を見ていなかったり、写真に写していなかったりということが起こっていて、反省しているかかしさんです。
眼で見て、名前が浮かぶのは、やはり全体像からですね。忘れないようにしなくちゃ。
◆4月4日。下がっていたつぼみが頭を持ち上げ、先端部が色づきはじめています。
もう咲いているのもあります。
真ん中の大きいのがメシベの柱頭なのでしょうね。
そうして、翌4月5日。
もう花びらが落ちてきました。
左は少し花びらが残り、右は完全に花びらなし。
横から見ると、こう。これが「長実」という名のもとでしょうか。
まだ、実は熟してはいませんけれどね。
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