オオチョウバエ
普通、風呂場とか洗面所とか、水まわりで見ることが多い昆虫ですが、珍しく家の外の外壁にくっついていました。
http://www.insects.jp/kon-haeootyou.htm
オオチョウバエハエ目 糸角亜目 チョウバエ科 チョウバエ亜科
Clogmia albipunctatus大きさ 4mm前後
時 期 4-11月
分 布 北海道・本州・四国・九州・沖縄
逆ハート型の翅を持つ茶褐色の小さな虫。ハエという名がついているが、むしろカに近い。
人家内で発生し、風呂場やトイレ、キッチンの壁にとまっているのをよく見かける。
幼虫は、下水溝やトイレの腐敗槽の汚泥で発生する。
別に不快ということもありません。基本的に「ヒト」は超巨大な生物であることを自覚すべきです 。
巨大化したウルトラマンにとって、通常のサイズの人間が何しようと痛くもかゆくもないでしょう。チョウバエにとっての人間なんてばかでかすぎて認識の外です、単なる環境でしょう。ぎゃあぎゃあ騒がないことです。生物としてのヒトの品格にかかわることです。
ところで、このオオチョウバエ、かなりユニークな特徴を持っていますが、お気づきでしょうか?
水周りに生息することと関係があると思うのですが、とにかく水に強い、のです。
アリなどは水滴にくっついてしまうと、脱出できなくなることがあります。小さな昆虫にとって水の表面張力はかなり強い力として作用するのです。
ところが、このオオチョウバエ。シャワーを浴びせても、洗面器の水を浴びせても、手のひらに包み込んで水中で放しても、平気なんですよ~。水面から軽々と飛び立てるのです。
全く水面に捕まらないのです。この性能は優れています。他の昆虫には見られない特性です。もし今度見かけたら試してみてください。かかしさんの言う通りの優れもののはずです。
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