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2008年4月21日 (月)

ムラサキツユクサ

0415murasakituyukusa1 ムラサキツユクサが咲き始めました。

4月15日です。

この紫色が大好きです。

ところで、このムラサキツユクサ、高校生物の「原形質流動」の観察で有名ですね。実習でご覧になった方も多いことと思います。

0415murasakituyukusa2

観察するのは「オシベの毛」です。

この写真でもフワフワっとしているのが見えます。これを観察するのでした。

0415murasakituyukusa3

ここまで迫ると、オシベの毛が一列の細胞からできているのがはっきり見えますね。

根本の方が、成熟した大きな縦長の細胞。先端はころから成熟していく丸っこい細胞。

0416murasakituyukusa4

この辺がカメラではほぼ限界です。

ところで、教師時代、生徒に原形質流動を観察させましたし、根本の成熟した細胞の方がいいんだよ、液胞の間を早く流れるよ、なんて、いろいろ机間を回ってみるべきポイントを教えたりもしたものです。

でも、基本的な疑問があるのです。「何でわざわざエネルギーを消費しながら原形質を流す必要があるのだろう?」

私の仮定はこうです。

先端のまだ小さくて丸い細胞が大きく成長して成熟するには、エネルギーや物質が必要です。ところが、細胞は一列に並んでおり、その列の脇から「循環系」のようなシステムでエネルギーや物質を供給することができません。酸素は周りから溶け込んできて拡散してくるとは思いますが、エネルギーを生産するにはグルコースが必要です。そういう、若い細胞が必要としている物質を根本の方の細胞から、順送りに先端方向へ送っているのではないか?そのために、原形質を「激しく」まわして、隣の細胞へ「細胞間の結合」を通して輸送しているのではないか?

こんなことを考えているのですが、詳しい説明を知らないのです。ご存じの方は教えてください。

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コメント

ムラサキツユクサ懐かしいです。あの紫色がなんともいえずいいですね。生物学的なことは分かりませんが、小さい頃この花で色水を作ってままごと遊びをしていました(笑)。

朝顔の花の色水を作ったことはあります。ままごと遊びではなく、酸性・塩基性で色が変わるかなぁ、と。
変わりました。
ムラサキツユクサの色素が酸性・塩基性で色が変わるかどうかやってみたことがないので、やってみようかな。

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