つくし?
つくしのような雰囲気もありますが・・・。
実はこれトクサです。
とくさ【木賊】(砥草(トクサ)の意) トクサ科の常緑シダ植物。根茎は横走し、地上茎は高さ約50センチメートル、円筒形で分枝しない。葉は小さく黒褐色で節に輪生し、集まって鞘サヤを形成する。子嚢穂は土筆(ツクシ)に似、茎の先端に1個をつける。茎は珪酸を含み堅く、茎の充実している秋に刈り、物を砥ぎ磨くのに用いる。<季:秋 >。
以前住んでいた家では「高さ約50cm」のトクサがありました。恐竜のスケールモデルを置くとリアルでいいねぇ、などといって楽しんだものでした。結構好きな植物です。
今の家に引っ越してから、トクサを玄関先に植えたくて、種苗会社の通販で買ったトクサなんですが、高さ1mを超えるトクサなんです。なかなかいいですよ。気に入っています。
広辞苑でトクサの季語が秋となっていますがなぜかなぁ。春のトクサは命を感じさせ、夏のトクサは青々と伸びやかです。どういう季節感なのかなぁ・
季語は便利ですけれど、季語に頼ると句が陳腐になります。5・7・5のリズムは大切にしたいですが、季語は無理に使う必要はないし頼るべきではない、と昔から思っております。
大学の教養学部時代に「俳句ゼミ」をとって、句会にも参加したり、主宰の先生に「季語論争」を仕掛けてみたり、楽しいゼミでした。大学院を受験に行ったら、その俳句ゼミ主宰の先生が試験官でいらして、面接試験の際に、「最近は句をものしておられますか」などという論議になったりしたのもなつかしいことではあります。
当時の俳号が「崩彦(くえびこ)」だったのでした。
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