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2008年3月21日 (金)

ハコベ

0317hakobe1 はこべ【繁縷】ナデシコ科の越年草。山野・路傍に自生。高さ15~50センチメートル、下部は地に臥す。葉は広卵形で柔らか
い。春、白色の小五弁花を開く。鳥餌または食用に供し、利尿剤ともする。春の七草の一。あさしらげ。はこべら。[広辞苑第五版]

0317hakobe2

なんだかこう、やたらと毛の多いつぼみです。

なんとなく粘液でも出していそうな感じの毛ですが、別にべたつくわけではありません。

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◆上の写真を貼り付けて、書き始めたのは3月17日でした。で、参考に、田中修 著「雑草の話」中公新書 1890 から引用しようと思って読み始めたら・・・

茎には、なぜか、片側だけに毛が生えている。小鳥やひよこの餌に利用されるので、「ヒヨコグサ」という名もある。英名も、「chick weed(ひよこ くさ)」である。

花は春に咲くが、日当たりのよい場所では、真冬に咲くこともある。白色の花びらは五枚だが、一枚の花びらの中央が基部近くまで深く裂けているので、一見、花びらが10枚のように見える。

◆さあ、びっくり。「片側」というのは「半円周」だろうか、どんなのだろうか、と気になって、書きかけのまま写真を撮りに走って、写真は撮ったのですが、書きかけのまま今日に至ってしまいました。

0317hakobe3 これが茎の写真です。

写真の茎の左上側の部分に毛が生えているのが分かります。

0317hakobe4 これを見ると、「片側」の意味がはっきりします。

半円周ではなくて、「一筋に」なんですね。

たとえて言えば馬のたてがみ。「馬の首の片側だけに生えて」いますよね。

◆さらによく見ると、面白いことが分かりました。

0317hakobe5 葉と葉の間の部分に注目してください。この写真ではそういう部分が三つあります。

いちばん左、茎の先端に近い方ですが、ここでは毛は写真の上の方に向って生えています。

中央の部分では、毛は写真の奥から手前への向きに生えています。

右の部分では、毛は写真の下のほうに向って生えています。

つまり、葉の生えたところを境にして、90度ずつ向きを変えながら生えているのですね。

ということは、想像するに葉序と関連しているのでしょう。ハコベの葉は「十字対生」という葉序です。葉の向きが直交しているということです。

でも、この毛の生え方と関連付けると、90度ずつ回転しているというべきなのでしょうね。見かけ上は単に直交ですが、90度回転なのでしょう。

葉序を決める遺伝子と、毛の生え方の遺伝子が関連してしまったのでしょうか?これは私の想像です。

不思議だなぁ。

◆最後にもう一回、花をどうぞ。

0317hakobe6 つぼみの時の外側の毛が、花が開いてからもきれいに見えています。

小さな花なんですが、見れば見るほど不思議です。

お楽しみください。

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