恋をせんとや生まれけむ
遊びをせんとや生れけむ
朝日俳壇(2008.3.10)より
猫の子は恋をせんとや生まれけむ
(今治市 藤原 守幸)
恋の予感でしょうか?
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もちろんこの句は「梁塵秘抄」の有名な歌
遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。
を踏んだものですね。
高校生の頃でしたでしょうか。背伸びして、岩波文庫で原文を読んで感動しましたっけ。
舞え舞え蝸牛、舞はぬものならば、馬の子や牛の子に蹴させてん、踏破せてん、真に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせん。
童謡によく含まれる、結構穏やかならざる表現にドキドキしましたっけ。
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