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2008年3月12日 (水)

「透明色」ってどんな色?

また朝日新聞の記事から。

ドラッグストアで販売の咳止め薬に液体混入? 和歌山
2008年03月09日14時11分

 8日午後3時ごろ、和歌山市善明寺のドラッグストアで、瓶入りのせき止め薬(120ミリリットル)を購入した女性(31)が「薬がおかしい」と同店に訴えた。同店が調べたところ、本来濃い茶色の液体薬が透明だったため、和歌山北署に届けた。同署が調べたところ、中身が別の液体と入れ替えられていた。女性に異常はなく、薬から毒物などは検出されなかった。同署は、いたずらとみて、偽計業務妨害容疑で調べている。
 同署によると、女性は7日午前11時ごろ薬を購入。薬の味と色に違和感を感じ、翌8日に店に申し出た。瓶が入っていた箱の底が開けられた形跡があったという。購入当時、店には同じ薬が約10本ほど陳列されており、うち数本が透明色の液体に替わっていた。女性は「甘い味でちょっとしょうがのような腐ったにおいがした」と話しているという。

困ったな。「透明か不透明か」ということと「無色か有色か」ということは、独立で無関係なことなんです。ですから

 無色透明、有色透明、無色不透明、有色不透明と4つのことがありうるんですよ。

せき止め薬を詳しく知りませんが、たぶん、褐色透明が普通なのに、無色透明だったのでしょ。

透明というのは色ではありません。向こうが透けて見えれば「透明」です。色があっても向こうが透けて見えれば透明です。

朝日の記者さん、基本的なことはお間違えのないように。

高校生でもね、「無色透明の溶液」を「白い」と形容する生徒がいて、理解させるのが難しい。

「白~灰色~黒」は色ではありません。入射光が全部返ってくるとき「白」、入射光が全く返ってこないとき「黒」、その中間が「灰色」です。

入射した白色光のうち、ある波長が吸収されて残った波長の光が返ってくるとき「色」がついて見えるのです。

これは基本的な概念です。これ「理科」の専用概念じゃないですよ。美術で色彩を論じるときには絶対必要な概念でしょ。

理科なんて嫌いだ、理科なんて何の役に立つの?といってはいけません。理科は芸術をも支えているのですから。

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