鉄塔解体
1月25日朝、近くの元送電線の鉄塔に人が何人か登って作業を始めました。
これがその日の昼ごろの状態。
外見的に(素人目には)、大きな変化はありません。
何か、細かい作業を施したのでしょう。
1月27日午後、気がついたら先端部が消えていました。
脇の腕のようなものも消えていました。
残っていた部分の鋼材を1本ずつばらして下ろすのではなく、ブロックにして解体していきます。
クレーンの先端からワイヤを伸ばして、四隅に結びつけます。そうして、最終的にブロックの最下段のボルトを緩めてしまうのでしょう。
クレーンがブロックを吊るして地面へ降ろします。
下へ降ろしたブロックは、立てたままでは分解しづらいらしく、横倒しにします。クレーンの先端からちょっと下のところについていたフックを伸ばしておろし、ブロックの下の部分に引っ掛け、先端から降りてきたワイヤと、このフックの引っ張りかげんをコントロールして、ブロックを斜めにし、人力も加えて周りに危険が及ばないようにゆっくり倒していました。ブロックが倒れると、それっと、何人かの人たちが取りついて、あっという間に鋼材にばらされてしまいます。
1時頃、もうここまで解体されてしまいました。
斜交する梁もなくなり、とうとう4本の太い根っこの柱だけになりました。
これが、13:40の写真です。
14:30頃。
20年以上にわたって「鉄塔のある風景」を眺めて生活してきたのですが、とうとう「鉄塔の存在しない風景」に変わってしまったのでした。
さびしいような気もするし、でもその後、すぐ、その風景になじんでしまったことも事実です。
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