節分・東京の大雪
2月3日、節分の日、東京はご存知のように「大雪」でした。(雪国の方から見たら、笑えるでしょうけれど。)
望遠にして、シャッター速度を1/30秒に固定して、撮って見ました。雪がいろいろな方向に舞っているのが写りました。
実はちょっぴりこだわりがあって、敢えてスローシャッターで撮ったのです。
朝日新聞の土曜beにこんな記事があったのです。↓
[デジカメのキモ]雪の落下速度は見た目より速い(2/2)
寒い日が続きますね。「雪シリーズ」第3弾です。
積もっている雪を撮るのも難しいですが、降っている雪を撮るのはもっと難しいことです。普通に撮ると、落ちてくる雪片は写っていないはず。これはシャッター速度が遅いからです。雪の落下速度は、見た目よりもずっと速いのですね。
この写真は「シャッター速度優先」モードにして、1000分の1秒でシャッターを切りました。普通のデジカメでは、「オート」で撮ると、もっと遅いシャッター速度になり、雪片は写りません。速いシャッターを切るには「明るいレンズ」が必要です。これはソニーのDSC―F707という古いデジカメで撮りましたが、F2.0の明るいレンズが威力を発揮しました。
写真・文:たくき よしみつ
◆いや、そんな明るいレンズじゃなくったって、雪は写るし、楽しめるのです。
さしあたって上の写真はDiMAGE Z3というカメラで、シャッター速度優先のモードがあるので、敢えて1/30秒に固定してみたのです。絞りは、上が5.6、下は6.3です。ISOはどちらも100です。
雪の粒々を固定的に撮るなら、シャッター速度は速い方がいいでしょう。でも、流れる線もまたいいのではないでしょうか。スローシンクロのフラッシュ、あるいは夜景ポートレート・モードを試してみるのもいいと思います。スローシャッターで、流れる線を写し、最後にフラッシュで雪の粒を光らせることもできるかもしれません。
いろいろ試してください。
こちらは、いわゆるコンパクトでデジカメのオリンパスFE190での撮影です。手ぶれ軽減モードで、露出はオートです。
絞り4.9、1/250秒露光になりました。ISOが自動的に402にあがっていました。コンパクトデジカメでも十分雪は写ります。
どちらにしても、望遠側にしてください。狭い画角の中に、たくさんの雪が入ることになりますので、大雪風になります。
◆ これは、庭の「ヤゴ池」です。多分無事だと思いますが・・・。
◆最後に、「上見れば虫コ♪」をご覧ください。
意外と雪の中、真上を見上げて、空を眺めることって少ないのではないでしょうか?
次のチャンスではぜひ、空から舞い降りてくる雪を眺めてください。なかなかに、おもしろくて、首が痛くなるまで見続けたくなりますよ。
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