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2008年1月22日 (火)

ま、いいですけどね・・・

 新聞の本の広告欄に「●●●●の言玉」という書籍の広告がありました。私は一切、占いやら何やらにはかかわりのない人間ですので、読む気もないし、この本について何かを言う気は全くありません。

ただね、「言玉」というのがね、ちょっとなぁ。カンベンしてほしい。

こと‐だま【言霊】言葉に宿っている不思議な霊威。古代、その力が働いて言葉通りの事象がもたらされると信じられた。万葉集13「―のたすくる国ぞ」[広辞苑第五版]

ことだま‐の‐さきはう‐くに【言霊の幸ふ国】言霊の霊妙な働きによって幸福をもたらす国。わが国のことを指す。万葉集5「―と語りつぎ言ひつがひけり」[広辞苑第五版]

ことだま【言霊】ことばにあると信じられた神秘的な力。[学研パーソナル現代国語辞典]

ことだま  【言霊】 言葉にあると信じられた呪力。[大辞林 第二版より ]

 声にして、口から出たた言葉が、現実に対して影響を与える力があると信じられていたわけですよね。よい言葉はよいことを招き、悪い言葉は悪いことを招く。言葉を口から出す時には、注意しなければならないよ、と私は受け止めております。

 私はことばがそれ自体で力を持つとは思っていませんが、言葉を出した者の心が言葉には映っているのですから、言葉を出す時は注意深く出したいと思っています。

1月12日の朝日新聞のbeという特集版の、日野原重明さんのエッセイに「心に響く詩の言葉」という文章がありました。その中で紹介されていた詩を、孫引きでご紹介します。

 なかのひろ さんの詩集「とうさんのラブレター」(銀の鈴社)
 

 えんぴつで かいた字は
 けしゴムで きえる
 こくばんに かいた絵も
 こくばんふきで けせる
 口からでてしまった ことば
 けす けしゴムないんだね
 とりだせないんだね
 きみの耳にささった
 ぼくのことば
 わすれられないよ
 ぼくのむねにささった
 きみの目
 ことばをけす
 けしゴム あったらなあ

優しくて、鋭敏で、素直な心があふれ出していますね。

 さてと、「言玉」という表題を持った本には、どうも、こういう繊細さが感じられませんね。

口からコロコロ言葉が転がりだすのでしょうか?それとも「珠玉」の言葉なのでしょうか?

 なんだか、私は一人、恥ずかしい思いをしました。

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