日の出と日の入り
昨日は、平年気温の年間の谷底が、ほぼ「大寒と立春の間」にあることをお話ししました。
今日は、日の出、日の入りの話です。(以降の話の時刻は、東京でのものです。データは2007年と2008年の理科年表から引用しています。)
1月も中旬になって、「この頃、日脚が伸びてきたなぁ」と思いませんか?夕方が長くなってきましたよね。
冬至前の、11月29日~12月13日の間が、年間で一番日の入り時刻が早くて、16:28でした。
今日1月17日の日の入りは16:52です。
4時半には暗くなってきたのに、今は5時近くまで明るくなってきました。差を感じますよね。
一方、冬至を過ぎて、1月2日~1月14日の間が、年間でいちばん日の出時刻が遅くて、6:51だったのです。
今日1月17日で6:50です。
なんだか、冬至というと、日の出が一番遅くて日の入りが一番早い日、みたいな気がしませんか?実は、そのどちらでもないんですね。
昨日お話ししたように、これからの半月くらいで、気温の年間の谷底を通過していきます。その間、日の出も少しずつ早くなっていき、立春2月4日には6:39に日の出となります。
朝起きると、何だか以前より明るくなった、という気がするようになります。
東京は2月が一番寒い感じで、雪が降るのも2月が多いのですが、気温は谷底を通り抜け、朝の光は輝かしくなり、やはり立春は「春が立つ」のですね。
今日、朝方、東京は初雪でした。これからまだまだ寒いのですが、春はもうすぐです。
グラフを描くのに使ったデータをgifファイルで載せます。数値にも興味がある方はどうぞ。
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