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2007年9月24日 (月)

蒲(ガマ)の穂

妻が勤務先の中学校からガマの穂を頂いてきました。(9月20日でした。)

920gamanoho1_2 これです。まるで、棒付きのフランクフルト・ソーセージですね。

この太いところが雌花の集合部でしょう。そしてその先端の方に雄花の集合部があったはずです。自家受精を避けるために、開花時期をずらして咲きます。

がま【蒲】(古くはカマ) ガマ科の多年草。淡水の湿地に生える。高さ約2メートル。葉は厚く、長さ1メートル以上、幅約2センチメートル、編んでむしろを製する。雌雄同株。夏、約20センチメートルのろうそく形の緑褐色の花序(穂)をつける。これを蒲団フトンの芯に入れ、また、油を注いでろうそくに代用、火口ホクチを造る材料とした。みすくさ。「蒲」「蒲の穂」は季語:夏 。古事記上「―の花を取りて、敷き散らして」[広辞苑第五版]

920gamanoho2_2 表面を拡大して見ましたが、これといってどうという構造も見えません。

硬いということもなく、ふわふわというわけでもなく。不思議なものです。中を開いてみようかなと思っていて、忘れていました。

924gamanoho3_3

思い出して今日24日、中を開いてみることにしました。

まず、カッターナイフで一本切れ目を入れてみましたが、ぱっくり割れるというわけでもありません。仕方ないので、第2の切れ目をそばにいれました。そうして、二本の切れ目の間を指先でつまみだして見ました。

いや~、すごいのなんのって。部屋の中でやらなくてよかったです。「爆発」とでもいうように、綿毛が出るは出るは。もこもこもこもこ、でてきます。その様子の写真です。ほぐせばもっと大きくなりますよ。

924gamanoho4_2 ふわふわを取り除いて、切り開いた面を拡大して見ました。状態が判ると思います。

外側の褐色の部分は柱頭なのです。その下に、実というのか種というのかがあって、中心部から綿毛が伸びています。この綿毛は花弁なのか萼なのか、そういうものの変化したものでしょうか?

http://alpineplants.asablo.jp/blog/2005/08/01/39147

上のページをご覧ください。きちっと説明されています。

924gamanoho5_2 924gamanoho6_2

拡大して見ました。いかがでしょう?

ふわふわして暖かくて、本当に綿毛です。

とんでもなく大量の花、実が集合していることがわかると思います。何十万という数になるでしょう。

いや、圧倒されます。遠くから見たことはありましたが、こうやって目の前で切り開いてみると、すごいものだったのだなぁ、と改めて実感されます。いや~、面白いものを見ました。

ところで、日本人にとってガマは古来から身近で、利用されてきたのですね。

この綿毛を布の袋に詰めれば「蒲団」ですね。

形が「鉾」に似ているというので、「蒲鉾」ですね。かまぼこは昔は今のように板についておらず、棒に巻きつけて焼いたのでしょう。

ウナギの「蒲焼」も、ガマの穂のイメージですね。

大田区に蒲田というところがありますが、ガマの生える湿地だったのでしょうか。

古事記に「因幡の白兎」の話があります。童話になり童謡ができ

大黒さまは あわれがり

きれいな水に 身をあらい

蒲の穂綿に くるまれと

よくよく教えて やりました

というわけですね。この穂綿に何か薬効があるのでしょうか?花粉ではないかという話もあるようですが。

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