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2007年8月30日 (木)

カノコガ

P820kanokoga1 P820kanokoga2                  

ガラス窓の外側にカノコガがとまっていました。

室内から撮影しましたが、逆光気味ですし、背面からの画像が撮れませんでしたが、すぐに飛んで行ってしまったので、手元にはこれしか画像がありません。

かのこ‐まだら【鹿の子斑】シカの毛にある斑のように、全体茶褐色で白い斑点の散在するもの。[広辞苑第五版]

かのこ‐しぼり【鹿の子絞り】絞り染の文様で、布を白い粒状に隆起させて染め出したもの。鹿の子染。鹿の子目結い。鹿の子結い。[広辞苑第五版]

と、こんなところからの名前でしょう。

ヒトリガ科のカノコガ亜科に属するのだそうです。

余談:「ヒトリガ」は「火盗(取)蛾」です。「一人」や「独り」ではありません。灯火に飛んでくる、という意味でしょう。

速水御舟の「炎舞」という1925年の作品があります。炎に舞いこむ蛾の絵で、一種の妖気を感じさせる画です。ここに描かれているのが「火盗蛾」というにふさわしいと思います。

山種美術館のホームページから、速水御舟のところで見ることができますので、どうぞ。

http://www.yamatane-museum.or.jp/collection_intro.html

★話を戻して。「晶子のお庭は虫づくし」という素敵なサイトがありまして、虫好きの方には最高です。ここで、カノコガの観察日記1~5が見られます。ぜひ、どうぞ。

http://shoko.web.infoseek.co.jp/kanokoga.html

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