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2007年8月29日 (水)

ヤモリの卵

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物置に置いてあった段ボール箱にヤモリが産卵していったようです。

長軸方向で13~14mm、短軸方向で9~10mmあります。ヤモリの成体の大きさから考えるとずいぶん大きな卵のように思われます。

1個だけ孵化のあとが見られますが、あとの3個はどうもダメみたいです。生まれたてのヤモリの赤ちゃんというものを見てみたいですね。かわいいだろうなあ。思っただけでなんだか嬉しくなってしまいます。

ところで、なんとなく眺めていて、アレ?と気づいたのですが、卵は2個ずつペアになっていて、くっついているようです。曲面が接するなら、ほぼ「点」状のはずですが、どうも「面」でくっついているみたい。どうやってヤモリのお母さんは、こういう風に産むのでしょうか?謎が増えてしまった。

や‐もり【守宮】トカゲ目ヤモリ科の爬虫類の総称。多くは夜行性・食虫性で、鳴くものもある。ホオグロヤモリ・オオヤモリ(俗称トッケイ)など、アジアの熱帯・亜熱帯を中心に六百数十種。その一種のヤモリは、大きさは12センチメートルほどでトカゲに似て平たく、鱗は微小で全体暗灰色。多数の褐色斑が散在。指趾の下面は吸盤様の構造で、これで壁・天井などにつかまる。夜出て、昆虫を捕食。毒はない。本州以南・朝鮮・中国南部に分布。にほんやもり。壁虎。[広辞苑第五版]

宮守っていう漢字の雰囲気が好きです。結構、昔の人って、いろんな昆虫や小動物たちと「共生」していたんですよね。別に好きでなくったって、付き合っていく、ということはできるわけですよね。

 今の世の中って、なんだか窮屈で、ギスギスしていやだなぁ。世の中に「不寛容」な空気が充満しているようで、息がつまりそうです。

理科おじさんの部屋では何回かヤモリを扱っています。ぜひご覧ください。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_28.htm

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_7.htm
「指先の秘密」を説明してあります。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_31.htm
ヤモリの脱皮について書きました。

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