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2007年8月 3日 (金)

ツマグロヒョウモンの蛹

7/24にツマグロヒョウモンの幼虫を紹介しました。あの幼虫が蛹になりました。

7/29

Pict729tumaguro2 シルエットです。腹部の先端で枝にくっつき、逆さまにぶら下がりました。

蛹になる準備です。

この時間帯は、まだ外部からの刺激に強く反応して体をよじったりしますので、余分な消耗をさせたくなくて、いいアングルに入れませんでした。

Pict729tumaguro1 ケースの蓋をそっと外して、上から覗き込む形で一枚だけくっきりした写真を撮らせてもらいました。

    

    

    

   

7/30

Pict730tumaguro1

P730tumaguro1 Pict730tumaguro3                     

不思議な蛹でしょう?

蛹の背側に5対10個の突起があって、光るのです。「光る蛹」とでもいいましょうか。

円錐というか富士山型というかの突起です。おそらく突起自体は透明なのでしょう。光は内部の蛹の体や表皮との関連で色付くのではないでしょうか。

フラッシュの光を浴びせると、虹色というか青とピンクの輝きというか美しく光ります。

P730tumaguro2  

ところが、フラッシュなしで見ると金色に輝いていたりもするのです。

カメラとしてはこの撮影はちょっと辛くて、粗い画像ですが勘弁してください。

この場合は突起の表面での反射が主なのではないでしょうか。(光が内部まで入り込んでいないのではないか?)

  

  

  

8/01 まだ状態に変化はないようです。

      P801tumagurohyoumonsanagi2 Pict801tumagurohyoumonsanagi1

蛹の内部で体が乾いてきたら変化するのか?

蛹の体の表面に羽が形成されてきたら変化するのか?

わからないことだらけです。

実は、私のホームページでこれまで何度もツマグロヒョウモンを取り上げています。

下がその一覧です。よろしかったらご覧ください。成虫の写真なども入っています。

(*1)に、どのようにして光るのかの私なりの仮説も書いてみました。

(*2)に、昆虫の脱皮の話が書いてあります。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_33.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/67th/sci_67.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_35.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/68th/sci_68.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_36.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/71st/sci_71.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/72nd/sci_72.htm   (*1)
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/ecdysis.htm (*2)

http://www.g-hopper.ne.jp/free/fukuda/zukan-a/tatehacho/za_tsumagurohyomon-al.htm
↑ここには、ツマグロヒョウモンの写真集があります。

http://www.miyachou.com/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=17&forum=2&post_id=103
↑ここでは、ツマグロヒョウモンの羽化の連続写真が見られます。

http://homepage3.nifty.com/ueyama/shubetsu/tateha/tsumagu/tsuma.html

↑ここにツマグロヒョウモンの複眼の接写写真があり、チョウの「偽瞳孔」がはっきり見えます。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/tumagurohyoumonn.html
↑これは、「幼虫図鑑」の一部です。見つけた幼虫がなんの幼虫なのか調べるのにいいサイトです。

◆最後に、ツマグロヒョウモンはもちろん

褄黒豹紋」です。

つま【褄】(端(ハシ)の意。「褄」は国字):①長着の裾の左右両端の部分。源氏物語葵「我がたまを結び留めよしたがひの―」
②袷(アワセ)や綿入れなどの表地と裏地とが、裾袘(スソブキ)と襟下の最下端との角で1点に集まるところ。[広辞苑第五版]

(「妻苦労」ではありません。為念。)

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