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2007年8月

2007年8月31日 (金)

セミさんこんにちわ

P816minmin 捕まえられて、なんだか起こっているような顔に見えませんか?

ミンミンゼミです。

脚にもこんな模様があったんですね、気づいていませんでした。

偽瞳孔というのは何度見ても面白い。こっちを見ているように見えるのですね。どこから見ても、見た人の方に黒い瞳が向いているように見えるのです。

その偽瞳孔と触覚のせいで、怒っているように見えます。

P816abura こちらはアブラゼミ。

カメラ方向に偽瞳孔が見えていますが、それを、小さめで少しぼんやりした黒い斑点が六角形パターンで取り囲んでいるように見えます。

これは、おそらく複眼を構成する個眼が六角形に配列していることを反映しているのだと思います。

さらに、複眼の表面の六角形パターンと、個眼の底部の六角形パターンが、個眼の長さのために、観察者側からはパターンの大きさがずれて重なり、「干渉縞」のようになって六角形パターンを構成したのではないか、と想像します。

この関係を詳しく考えてみたのが、下の私のホームページです。モアレ模様とうなりを関連付けて考察してみました。参考にしてください

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/Moire.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/CrclMoir.htm

うなりの考え方でで、バーニア(副尺)の原理も説明できます。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/VrnrBeat.htm

ここをご覧ください。

セミとにらめっこして、いろいろなことを思い出してしまいました。

2007年8月30日 (木)

カノコガ

P820kanokoga1 P820kanokoga2                  

ガラス窓の外側にカノコガがとまっていました。

室内から撮影しましたが、逆光気味ですし、背面からの画像が撮れませんでしたが、すぐに飛んで行ってしまったので、手元にはこれしか画像がありません。

かのこ‐まだら【鹿の子斑】シカの毛にある斑のように、全体茶褐色で白い斑点の散在するもの。[広辞苑第五版]

かのこ‐しぼり【鹿の子絞り】絞り染の文様で、布を白い粒状に隆起させて染め出したもの。鹿の子染。鹿の子目結い。鹿の子結い。[広辞苑第五版]

と、こんなところからの名前でしょう。

ヒトリガ科のカノコガ亜科に属するのだそうです。

余談:「ヒトリガ」は「火盗(取)蛾」です。「一人」や「独り」ではありません。灯火に飛んでくる、という意味でしょう。

速水御舟の「炎舞」という1925年の作品があります。炎に舞いこむ蛾の絵で、一種の妖気を感じさせる画です。ここに描かれているのが「火盗蛾」というにふさわしいと思います。

山種美術館のホームページから、速水御舟のところで見ることができますので、どうぞ。

http://www.yamatane-museum.or.jp/collection_intro.html

★話を戻して。「晶子のお庭は虫づくし」という素敵なサイトがありまして、虫好きの方には最高です。ここで、カノコガの観察日記1~5が見られます。ぜひ、どうぞ。

http://shoko.web.infoseek.co.jp/kanokoga.html

名を知らない虫

Pict818humei1 Pict818humei2               

メダカをかっている水槽の水面に小さな虫がいる、と妻が言うので、何かが落っこちたのではないか、と見に行ったら、違うんですね。

水面でもがく虫、などというものではなくて、自由自在に猛スピードで水面を走り回っています。ホシチョウバエのようによく水をはじくから沈まない、というのでもなく、あくまで水面が生活の場だ、という走り回り方でした。体長は1~2mmの小さな昆虫です。

あまりいい写真は撮れませんでした。小さいし、速いし。何枚も撮ったうち、比較的見られるものをご紹介します。

Pict818humei3 Pict818humei4             

何なのでしょう?アメンボの幼虫でしょうか?

わからないうちに、どこかへ行ってしまいました。

クロゴキブリが孵化しました

Pict819kurogokiburi 財布のような卵鞘を拾ったので、プラスチックケースに入れておいたところ、孵化していました。

実は、孵化直後の、透明なというか白い幼虫をできれば撮影したいな、と思っていたのですが、気づいた時はもう、ご覧のように黒くなっていました。

25匹くらいいますかね。家の裏の落ち葉の積み重なったところへ放してやりました。外で暮らす分には退治する必要もありません。それでも、この中で成虫になれるのは1匹いるかどうか。昆虫の世界というのはとてもシビアなものです。

白い状態でいるのは、孵化直後のほんのわずかの時間だけのようです。

理科おじさんの部屋で、白い幼虫が見られます。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/65th/sci_65.htm

卵鞘についての話や、「コガネムシは金持ちだ・・・」という歌のコガネムシというのは実はゴキブリのことだ、というような話は、こちらで

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/60th/sci_60.htm

プロの昆虫写真家・海野和男さんが撮影した孵化直後のクロゴキブリの幼虫の姿はこちら(嫌いな人は見ない方がいいですヨ)

http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200408/1092482156.html

ゴーヤー

Pict820goyahana Pict820goyami                     

以前(7/20)に、ゴーヤの実がご近所でなっている、とご報告しましたが、花をお目にかけるのを忘れていました。

キュウリの花ととてもよく似ています。

れい‐し【茘枝】①ムクロジ科の常緑高木。中国南部原産。葉は大きな羽状複葉。枝先に花弁のない小花を綴る。果実は卵形でリュウガンに似るが、やや大きい。外面に亀甲紋があり、赤く熟す。果肉は多汁で香気があり美
味。ライチー。茘枝
 ②ウリ科の一年生蔓草。雌雄同株。熱帯アジア原産で、日本には中国から渡来。夏秋の頃、黄色の小花を開く。果実には疣イボ状突起があり、熟せば裂開して紅色の肉をあらわす。果肉に苦味があり、青いうちに野菜として食用、また観賞用。ツルレイシ。苦瓜ニガウリ。沖縄で、ゴーヤー。[広辞苑第五版]

白いコスモス

Pict820whitecosmos1

白いコスモスが咲きました。

コスモス【kosmosギリシア・cosmosイギリス】①秩序。転じて、それ自身のうちに秩序と調和とをもつ宇宙または世界の意。「ミクロ‐―」 カオス。 

②〔植〕キク科の一年草。メキシコ原産。高さ約1.5メートルに達する。葉は線状に細裂。秋、大形の頭花を開く。色は白・淡紅・深紅など。秋桜。[広辞苑第五版]

キク科ですから、花は頭状花序です。白く花弁のように見えるのが舌状花、中の黄色いところは筒状花の集合です。

Pict820whitecosmos2 Pict820whitecosmos3            

   

   

 

それぞれが判りやすいように撮ってみたつもりですが、いかがでしょうか?

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/compositae/cosmos/cosmos3.htm

ここに、面白い記述があったので引用します。

花びらを1枚飛ばしで取ってしまうと4枚になる。これを投げ上げるとヘリコプターの回転翼のようにくるくると回りながら落ちてくる。花弁数が偶数であるので、この花で恋占いする時には必ず「愛していない」から始めないといけない。

なるほどね。

http://www.fukuchi-sanroku-hanakouen.jp/kongetsunohana03.html

ここに花の構造のわかりやすい図がありました。参照してください。

薔薇の実

Pict820rosemi1 Pict820rosemi2                  

      

バラに実のなる、何の不思議もなけれども。

ちょっと、意表を突かれました。

実の中の種は当然遺伝子が親植物とは違っているのでしょうから、園芸家が品種を保持するには種をまいてはだめですね。

でも、バラの種、無性にまいてみたくなってきました。ご近所のものですから、勝手に取ってくるわけにはいきませんが。

フチベニベンケイの芽

P823kanenonaruki 「金のなる木」といった方がポピュラーかもしれませんが、どうも、なんだか、年齢(世代)のなせるわざか、さもしいような気がしてしまって、「フチベニベンケイ」としておきます。

茎の途中から、唐突に芽が出ました。かわいいです。

オオカマキリ

P823ookamakiri 悠然たる姿。周囲を圧する雰囲気を漂わせています。

カマキリ好きには、たまらないたたずまいですね。

2007年8月29日 (水)

クロスジギンヤンマのヤゴ

これは8/23の出来事です。

P823kurosujiginyanma1 池を覗いて、ヤゴがいる、と写真を撮ったのですが、パソコンで見るとなんだかひっくり返っているみたい。

娘に、死んじゃったのかもしれない、と話すと、さっそく見に行った娘。

抜け殻だったよ、とすくいあげてきました。

  

  

  

823kurosujiback1 これが抜け殻の背中。藻が生えてますね。脱皮後に生えたのか、それとも、脱皮前から生えていたのか、どちらでしょう?

  

823kurosujihead

下唇の部分の接写。この部分でクロスジギンヤンマだろうと判断しています。  

   

  

P823kurosujiginyanma2

これが全体像。前にも、ちょっと話しましたが、体節の背中側の模様が面白いですね。

P823kurosujipattern

こんな感じの模様が見えませんか?基本パターンは同じで、各節ごとに変移していくという感じです。

ツユクサの実

Pict824tuyukusatane1 以前ツユクサの花を分解して見ましたが、今、花もまだ咲いていますが、実が熟してきたようです。そこで、中を調べることにしました。この写真で、下側を「前」と呼ぶことにします。

      

Pict824tuyukusatane2

中を開いてみると二つの実ができているようです。

Pict824tuyukusatane3 Pict824tuyukusatane4            

前後、ふたつの実ができています。ということは花も二つだったのでしょうね。なんだか、妙な気分なんですが・・・。

 

Pict824tuyukusatane5

写真左が、「前」の実と、その中から出てきた種。右は「後ろ」の実と、その中から出てきた種です。後ろの実の種の方が大きいようです。

昆虫による他家受粉でできた実と、非常用の自家受粉でできた実、でしょうか?

わかりません。この種をまいて発芽まで観察すればよいのでしょうが、さすがにそこまでやる気も起こりません。

植物の繁殖は、強烈に多様なバリエーションがあって、難しいですねえ。

クロスジギンヤンマのヤゴ

P826yago 今回は抜け殻ではありません。生きたヤゴです。

池の中、水深10cm弱程度でしょうか。ヤゴが見えました。肉眼ではちゃんと見えているつもりなのに、カメラで撮ると反射光が邪魔してうまく写りません。

   

  

826yago2 826yago3 826yago4                                                    

娘が根気よくチャレンジしてこんな写真を撮りました。

大きなヤゴです。メダカを餌として捕えるのに十分な大きさですね。無事羽化に至れますように。

ホテイアオイ

P826hoteiaoi 8/25付で、ホテイアオイの花をご紹介しました。その中で、花が終わったあと、水中で結実するという話を紹介しました。

さて、思い出して、池をよく見ると、茎が曲がって水中に先端を入れている姿が見えます。水中部分まで確認していませんが、多分これが花の終わった後の姿なんだと思います。

「知らないと見えない」ものなんですね。

セミの抜け殻

Pict827abura Pict827minmin                              

理科おじさんの部屋:第100回でアブラゼミとミンミンゼミの抜け殻の見分け方を調べたのですが、やっぱりよく分かっていません。

上の写真を見てください。

左の方は、触覚の3番目の節が2番目より1.5倍くらい長いので、アブラゼミだと思います。

問題は右なのですが。第3節と第2節にそんな違いがないように思うのですが・・・。

いかがでしょうか。その見立てに間違いがなければ、右はミンミンゼミの抜け殻ということになります。

成虫は一目でわかるのに。抜け殻は難しいなぁ。

   

↓理科おじさんの部屋です。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/100th/sci_100.htm

ヤモリの卵

Pict827yamori1 Pict827yamori2             

物置に置いてあった段ボール箱にヤモリが産卵していったようです。

長軸方向で13~14mm、短軸方向で9~10mmあります。ヤモリの成体の大きさから考えるとずいぶん大きな卵のように思われます。

1個だけ孵化のあとが見られますが、あとの3個はどうもダメみたいです。生まれたてのヤモリの赤ちゃんというものを見てみたいですね。かわいいだろうなあ。思っただけでなんだか嬉しくなってしまいます。

ところで、なんとなく眺めていて、アレ?と気づいたのですが、卵は2個ずつペアになっていて、くっついているようです。曲面が接するなら、ほぼ「点」状のはずですが、どうも「面」でくっついているみたい。どうやってヤモリのお母さんは、こういう風に産むのでしょうか?謎が増えてしまった。

や‐もり【守宮】トカゲ目ヤモリ科の爬虫類の総称。多くは夜行性・食虫性で、鳴くものもある。ホオグロヤモリ・オオヤモリ(俗称トッケイ)など、アジアの熱帯・亜熱帯を中心に六百数十種。その一種のヤモリは、大きさは12センチメートルほどでトカゲに似て平たく、鱗は微小で全体暗灰色。多数の褐色斑が散在。指趾の下面は吸盤様の構造で、これで壁・天井などにつかまる。夜出て、昆虫を捕食。毒はない。本州以南・朝鮮・中国南部に分布。にほんやもり。壁虎。[広辞苑第五版]

宮守っていう漢字の雰囲気が好きです。結構、昔の人って、いろんな昆虫や小動物たちと「共生」していたんですよね。別に好きでなくったって、付き合っていく、ということはできるわけですよね。

 今の世の中って、なんだか窮屈で、ギスギスしていやだなぁ。世の中に「不寛容」な空気が充満しているようで、息がつまりそうです。

理科おじさんの部屋では何回かヤモリを扱っています。ぜひご覧ください。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_28.htm

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_7.htm
「指先の秘密」を説明してあります。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_31.htm
ヤモリの脱皮について書きました。

オンブバッタ

P827onbubatta オンブバッタが1匹、庭のアサガオの葉の上にいました。ルコウソウと混じって伸びています。

体の端がちょっと赤みがかっていてかわいいですね。

セスジスズメ

P8260sesujisuzume1 P8260sesujisuzume2                           

ガレージにセスジスズメがとまっていました。

三角形の羽でジェット機みたい、スマートでかっこいいですよね。

実際、かなりの高速で飛びます。

右の写真では、カマキリほどくっきりはしていませんが、複眼に偽瞳孔が見えますね。複眼のうちこちらを向いている個眼の底が見えて、黒く見えるのです。

ウィキペディアによると

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%83%A1%E3%82%AC

幼虫は典型的なイモムシ型で、様々な種類の植物の葉を食べる。そもそもイモムシという単語は元来、サトイモやサツマイモの葉に多く付くスズメガの幼虫を指した語である。現在でも農作物や街路樹などに普通に見られ、我々にとってごく身近な存在となっている。毒針毛などは無く、触っても無害である。

体型は非常に特徴的で、多くが腹部の末端に「尾角」と呼ばれる顕著な尾状突起を有している。その為英語圏ではスズメガの幼虫を horned worm (角の生えた芋虫)と称す。尾角の形状・色は種類によって異なるが、その用途は良く分かっていない。

セスジスズメについては、案山子庵のほうで3回ほど紹介しています。

↓初めて成虫を見たときの写真はここ。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_9.htm

↓飼育した幼虫はこれ。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_31.htm

↓その幼虫が蛹になって、羽化した時の写真はここにあります。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/60th/sci_60.htm

ご覧ください。

ヤマトシジミ

P824yamatosijimi ヤマトシジミです。

千日紅の花が好きらしくて、たくさん集まっています。

ふとカメラを向けたら、いい具合に写ったのでご覧ください。

口吻を花に差し入れているところまで写っていました。

アゲハの幼虫

Pict827ageha1 Pict827ageha2 Pict827ageha3   

こちらはアゲハの幼虫です。クロアゲハの幼虫と似てはいますが、違います。

緑色の濃さの具合、体表面の質感、模様・・・などです。見比べてください。

やはり、蛇への擬態だと思います。

中央の横からの写真を見ていただくと、幼虫の本来の頭がどこにあるかよくわかります。

3対の脚が体の前方にあります。その後ろにも脚がありますが、「腹脚」といいます。5対ありますが、一番後ろのは「尾脚」といいます。これを使って歩く姿は最高にかわいいですよ。

クロアゲハの幼虫

Pict825kuroageha1 終齢直前の幼虫です。独特の輝きがあります。

Pict825kuroageha3 Pict825kuroageha4                                 

            

 

     

  

    

    

終齢になりました。

Pict827kuroageha1 Pict827kuroageha2 Pict827kuroageha3                                                   

   

   

   

   

   

ビロードスズメなどの幼虫のような「完璧な蛇への擬態」ではありませんけれども、この終齢幼虫の姿も「蛇」に擬態してますよね。まるで「目玉」があるみたい。

本当の頭部は体の先端の下に折り曲げるようにしています。

ナガサキアゲハ

824nagasakiageha

ナガサキアゲハのメスでしょう。キンカンの木で発見。

南方系の蝶とされてきましたが、北上して関東でも見られるようになってきた、と聞いていましたので、我が家でも見られないかな、と妻が大いに期待していた蝶です。

我が家で羽化したのかもしれません。

ところで、蝶の写真の左上、ちゃっかりとクモが写っています。

まさか、この大きな蝶を捕まえようと思っているわけでもないでしょうが、いいポジションに入ってますね。

824nagasakiageha_2

メスジロハエトリのメスではないかと思います。

キンカンの実

P828kinkan 7/6,9にキンカンの花をご紹介しました。

青い実がなっています。

これから熟してきます。おいしくなるのを待ちましょう。

イチモンジセセリ

Pict828seseriatkyoutikutou イチモンジセセリが夾竹桃の花で吸蜜していました。

三角形で茶色いものですから、よく蛾と間違われます。

ジェット機みたいでカッコイイ、と私は思いますが。

幼虫の食草は、イネ、ススキ、エノコログサなどのようです。

ホップの葉

Pict828leafofhop1 これも日除けのつる植物「ホップ」です。

ホップ【hopオランダ・忽布】クワ科の蔓性多年草。雌雄異株。北半球の温帯に広く自生し、日本にも自生するカラハナソウとは同種とされる。楕円形松毬状の果実を結ぶ。子房や包葉に生ずる黄粉(ホップ腺)に芳香と苦味があり、ビールに香味をつけるのに用いる。[広辞苑第五版]

蔓や葉が細かくざらざらして引っかかる植物です。

ウィキペディアにはちょっと異なる解説があります。読んでみてください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%97

ところで、上の写真の葉っぱなのですが、珍しくないですか?

7つに分かれてます。

Pict828leafofhop2

若い葉は5つに分かれていて、上の2枚が更に切れ込みが入って7分するのかな、とも思いますが・・・。  

   

小さなくせに7分しているようなのもあったりして・・・。よくわかりません。

Pict828leafofhop3

ルコウソウ

P828rukousoutubomi Pict817rukousou1 Pict817rukousou2

るこう‐そう【縷紅草・留紅草】 ヒルガオ科の蔓性一年草。メキシコ原産の観賞植物。茎は細く、他物にからむ。夏、濃紅色の美しい小花を開く。蔦蘿。[広辞苑第五版]

夏の花とされていて、つる性なので、ベランダから紐をたらして這いあがらせ、日除けにして同時に花を楽しみたい、と思っていますが、夏の盛りの日除けにはなるのですが、花はこれからですね。夏の間はポツリポツリとしか咲きません。

これから、この鮮烈な赤、が楽しめるようになります。

P826rukousou1

         

ところで、ルコウソウの葉の「芽」を見たことありますか?

P826rukousou2

まだ分かれていません。かわいいですね。

P826rukousou3 開くとこうなります。

2007年8月28日 (火)

ミカンハムグリガの幼虫

P827mikanhamuguriga1 これなんだかご存知ですか?私は知りませんでしたが、妻は「ミカンハムグリガ」よ、と事も無げ。

漢字にしたら「蜜柑葉潜蛾」でしょうか。

  

P827mikanhamuguriga2_2 こんな風に片側だけ食べられた葉もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 幼虫が葉の中を食べ歩いた「痕跡」です。しげしげと眺めているうちに、この痕跡の端に、どうも幼虫が潜んでいるらしき気配がしました。カッターナイフの尖端でそっと開いて見ましたら・・・。

     P827mikanhamuguriga3                  

いました。

P827mikanhamuguriga4

透明な感じの、3mmくらいの小さな幼虫がいました。

葉の裏側の表皮1枚をきわどく膜状に残して食べ進んだようですね。膜の様子が見えると思います。

2匹見つけたので、2匹ともブログに載せてあげないと不公平なような気がするかかしさんなのでした。

自然観察と生態シリーズ☆1「庭・畑の昆虫」<昆虫Ⅰ>によりますと

ミカンハムグリガ:3mm。くいあとのようすから、エカキムシとかジカキムシとよばれる。

さなぎ 2.5mm

成虫 4mm。2週間~1月で卵から成虫になる。年8~10回発生。

とありました。

もう一回全体を見てください。

P827mikanhamuguriga5

「←」のところに幼虫が潜んでいます。

   

   

余談

 昔、かかしさんが子どもだったころ、米には「コメツナギ」と呼びならしていたガの幼虫がつき、それを取り除くのが子ども仕事でした。取り損ねは「タンパク質」として食べていたのだと思います。

 梨をむくと、虫が食った跡の穴がよくあったものです。ナイフで少しずつ切って食べながら虫の食い跡を追跡し、「いた~!」と発見して喜んだものでした。

 茹栗をむくと、結構大きな幼虫が煮えて死んでました。もちろん、虫をどけて、食べちゃいましたけど。

虫が食った実は、それだけおいしいから食われたのだ、と教えられていましたっけ。

生存能力の高そうな「団塊かかしさん」なのでした。

2007年8月25日 (土)

モンクロシャチホコ

Pict806monkuroshachihoko1 Pict806monkuroshachihoko2            

モンクロシャチホコというシャチホコガの一種です。

何が「シャチホコ」なのかというと、このガの仲間の幼虫は、危険を察すると体を大きく反り返らせるのですが、その姿を、お城の天守閣の「シャチホコ」のようだ、と見立てた名前です。

成虫は別にシャチホコの格好はしません。

私にはむしろ、頭のあたりを見ていると、むく犬のような感じがして仕方がありません。

Pict806monkuroshachihoko3 Pict806monkuroshachihoko4             

Pict806monkuroshachihoko5 この翅の「質感」と「模様」ですか、なんだか、「樹皮」に擬態しているように見えませんか?木目があるような感じもします。

どうも、私はそんな具合ではないか、と思うのですが、尋ねても答えてはくれないのでした。

ホテイアオイの花

P806hoteiaoi1 ホテイアオイの花が咲きました。

花弁は6枚。いちばん上の花弁に「花の絵」が描いてあるようです。

  

  

ほてい‐あおい【布袋葵】 ミズアオイ科の多年生帰化植物。熱帯アメリカ原産。高さ30センチメートル。葉柄は中央が鶏卵大に膨れ浮袋となり、池・沼などの水面に浮く。夏、淡紫色6弁の花をつける。金魚鉢などに入れ観賞用とする。ホテイソウ。ウォーター‐ヒヤシンス。[広辞苑第五版]

Pict806hoteiaoi2

昔からなじみ深い水草なのですが、私自身はこの花にはあまり気付いていませんでした。きれいですね。

  

Pict806hoteiaoi3

例によって花の中心部へ近づいて見ました。白いのはメシベでしょう。

オシベには色のついた葯がありますね。

Pict806hoteiaoi4

オシベに毛があって、先端に水玉のようなものが見えましたので、さらになんとかピントを合わせようと苦心して見ました。

細い透明な糸のような毛の先端に液滴がついているように見えます。

粘液のようにも見えますが、食虫植物ではあるまいし、やってきた昆虫がへばりついてしまっては花粉を媒介してもらうこともできますまい。

指先で触れてみたり、草の葉の先端で触れてみたりしましたが、粘りつく感じはありませんでした。粘液ではないのではないでしょうか。じゃあ、これはなんなのか?わかりません。

Pict806hoteiaoi5

花の奥の方に何やら色の濃いものがある、と思って接写したら、なんだか、またもや短いオシベのようなものがありました。雄しべなんでしょうね、これ。花粉はできるのでしょうか?自家受粉用とかなんとか、そういう予備系統のオシベでしょうか?わかりません。花というのは見ただけではわからないことだらけですね。ふしぎのかたまりですね。

Pict806hoteiaoi6 Pict806hoteiaoi7

もう一回、眺めてください。

見るほどに不思議な花です。

この「花の絵」みたいな模様がとても気に入りました。

ウィキペディアから引用します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%86%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4

  夏に花が咲く。花茎が葉の間から高く伸び、大きな花を数個~十数個つける。花は青紫で、花びらは六枚、上に向いた花びらが幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり、周りを紫の模様が囲んでいる。花が咲き終わると花茎は曲がって先端を水中につっこむ形となり、果実は水中で成長する。
  熟した果実は水中で裂開し、水中に種子をばら撒く。種子から発芽した実生は最初から浮き草状の生活型をとるのではなく、浅い水中や水辺の泥の上で土中に根を下ろして成長し、株が大きくなると葉柄に浮袋を生じて水面に生活の場を広げていく。
また、茎から水平に枝を伸ばし、その先端に芽が生じて新しい株を作る。これによって素早く数を増やし、大きな集団になる。集団がさらに大きくなり、水面を埋め尽くすようになると、互いにより掛かり合って背が高くなり、分厚い緑の絨毯を水面に作り上げる。

花が美しい水草なので、日本には明治時代に観賞用に持ち込まれたものである。

なんだか落花生の水草版みたいですね、よく観察してみることにします。

ヤゴの食事

P805yago1 P805yago2           

池でヤゴが何かを捕まえて食べていました。

何を捕まえたのかよくわかりません。

体節が見えないしなあ。ヒルかしらとも思いますが、確認できませんでした。

ムラサキシキブ

P805murasakisikibu1 花から実へ。移り変わりが見える写真です。

P805murasakisikibu2

  

P805murasakisikibu3 実が熟したらまたお目にかけるつもりです。

2007年8月24日 (金)

ツマグロヒョウモン羽化

Pict806tumagurohyoumon1ツマグロヒョウモンが羽化しました。メスです。

きれいですね。南方系の蝶ですが、最近の東京では(大田区の南端では)普通に見られるようになりました。温暖化なのでしょうか。   

   

Pict806tumagurohyoumon2

 

羽化後に残った抜け殻です。蛹だった時代には、虹色やら金色やらに輝いた部分が透明な窓として残っています。

                            

Pict806tumagurohyoumon3Pict806tumagurohyoumon4    

窓が透明で、向こうが透けて見えるのですが見て取れるでしょうか。この窓での反射や蛹の体色などで、あの光る蛹になるのだと思います。

蛹便

P805aosujiyouben チョウは羽化後、体液を翅に圧送して翅を展開します。その後、余った体液は腹端から棄てますが、これを「蛹便(ようべん)」といいます。

アオスジアゲハが羽化した後の下の紙を見てください。青緑色のシミがついていますね。これがアオスジアゲハの蛹便です。

   

   

   

Pict806tumaguroyouben  

このミニ花瓶の肩のところを見てください。この花瓶に挿してあった枝からツマグロヒョウモンが羽化した時に残した、蛹便です。

ツマグロヒョウモンの蛹便は赤くて、まるで血のよう。初めてのときはびっくりします。何か羽化のときにトラブルがあったのではないか?と思ってしまいます。

私たちの経験では、ルリタテハの蛹便も真っ赤でした。

不思議なものですね。

アオスジアゲハ羽化

P805aosujiageha1 P805aosujiageha2              

左は飼育ケースの中で休んでいるアオスジアゲハ。

大分翅をばたつかせてきたので外へ出られるようにしたら、飛び出して行って、外で休憩状態に入ったのが、右の写真です。

アゲハに比べて細身でスマート。俊敏な飛び方をする素敵な蝶です。

アブラゼミ

Pict803aburazemi これは、今鳴いている最中のアブラゼミです。

少し羽が開き気味でしょ。

もう、ミンミンゼミと一緒になって耳をろうするほどの大合唱です。

この写真を撮ったのが8/3ですが、今日は8/24、ツクツクホウシが今日初めてはっきり聞き取れました。処暑を過ぎたということですね。気温は高いですが、秋が迫ってきていることをセミたちは知らせてくれます。

オシロイバナ

P806osiroibana1 P806osiroibana2             

もう、どうなっているの?とあきれるほど色々な咲き方をしますねぇ。

トランスポゾンの話を書きたいのですが、まとまりません。

「眼で見るトランスポゾン」ということで、「遺伝子の中でトランスポゾンが動き回っているんだなぁ」と思いながら鑑賞してください。

黄色いオシロイバナ

P802kibanaosiroibana 我が家の黄色いオシロイバナです。

あまり他の色の花と交配させたくない、と妻は言っています。

オシロイバナについては、まだ続きがありますが、ちょっと先にさせてください。まとまり切っていません。

マンリョウの花

P802manryo1 P802manryo2            

マンリョウの花が咲きました。

我が家に「万両」は転げこんではきませんねぇ。

まん‐りょう【万両】 ヤブコウジ科の常緑小低木。高さ約1メートル。葉は長楕円形で厚く、光沢がある。夏、葉腋に白い小花を下向きにつけ、果実は球形、赤熟して冬から春まで保ち、観賞用。別科のセンリョウに似るが大形。[広辞苑第五版]

せん‐りょう【千両】 〔植〕センリョウ科の常緑小低木。関東以南の暖地の林下に生じ、高さ約50センチメートル。茎にふくれた節がある。葉は対生し卵状楕円形。夏、黄緑色の細かい花を短い穂状につける。核果は球形、冬に赤く熟す。実の黄色い品種もある。鉢植や切花とし、多く正月用。クササンゴ。仙蓼。[広辞苑第五版]

ヒメグモ

Pict803himegumo1 ヒメグモです。この模様が特徴的。不規則網を張ります。

Pict803himegumo2 この写真の左の方に、小さなオレンジ色のクモがいます。

多分、これがヒメグモのオスだと思います。

結構ポピュラーなクモなので、注意して見ればあちこちで見られると思います。

アオスジアゲハの羽は完全防水

理科おじさんの部屋:第100回でいろいろ昆虫のパーツを顕微鏡で観察した話を書きました。その中で、アオスジアゲハの羽が「超撥水性」であることを観察したのですが、水滴が転がる様子の動画をご覧にいれます。ファイルサイズが大きいので広さいゆとりがあるブログの方におくことにしました。

「PICT0016.MOV」をダウンロード

蝶の羽はこんなに撥水性が強いのです。雨でも濡れません。すごいですね。

817aosujihane

ホームページの方はここです。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/100th/sci_100.htm

2007年8月16日 (木)

セミの鳴き方が変!

 昨日(8/15)は館林市で40.2℃を記録しましたが、東京の南部も暑いです。

夜中12時過ぎ、ふと気付くと、アブラゼミが大合唱しています。真っ暗ですよ。街灯などはあるけれど、普段夜中の12時にアブラゼミが鳴いているなんてことはありません。

明け方、いつもは4時半過ぎ空が白んでくる頃には、まずミンミンゼミが鳴きはじめるはずです。でも、森閑としています。

朝の6時ころ、やっとミンミンゼミが鳴き始めました。

日中と夜の明るさの変化がセミの日周リズムの基本だと思うのです。それに加えて気温ですね。明け方に鳴くもの、日中に鳴くもの、夕方に鳴くもの、などです。

でもねぇ、暗くはなったけれど、真夜中になっても気温が下がらなくてアブラゼミは鳴きやめなかったのではないか?空が明るくなってきたけれど、気温が高くてミンミンゼミは鳴き始めるきっかけがつかめなかったのではないか?そんな気がしてしまいます。

間違っているかもしれません。勝手な推測です。私も高気温に浮かされているのでしょう。

なんだかなぁ。やっぱり変ですよ、この暑さ。

このところブログの更新が全然できません。バテてます。気力ナシ。

2007年8月 3日 (金)

肝心な情報は消えやすい

P729poster 先日の参議院議員選挙の投票に行った時、投票所のそばの学校に張り出してあった掲示の一部です。

緊急時以外は●●●です。

さて、緊急時以外は何なのでしょう?

よくありますね、標語の掲示板とか、道路の注意喚起表示とか、・・・。

大事なところ、注目してほしいところを「赤字」で書きますね。その時はいい。

ところが、ちょっと年月を重ねてしまうと、てきめんに、大事なことを書いてあった赤い字は消え、黒い字だけが残るのです。

なんででしょう?

ごく大雑把にいいますと。

黒の顔料は値段的に言ってもおそらく「カーボンブラック」が多いでしょうね。カーボンブラックは非常に堅牢な顔料です。空気中の酸素で酸化されることも少ないし、すべての光を吸収するのですが(だからこそ黒く見えるのですが)、それによって分解されたり色あせたりすることはありません。だから、いつまでも黒々と残ります。

ところが、赤の顔料はというと。

バーミリオンは水銀、カドミウムレッドはカドミウム、クロムレッドはクロムなど毒性が問題になりますので、有機顔料を使うことになるでしょう。

そうなると、顔料が吸収した光によって有機物が分解され退色するという問題が起こります。

光のエネルギーは、波長が短い方が高エネルギーで、長いほうが低エネルギーです。

赤の顔料が赤く見えるのは、補色関係にある青系の光を吸収するからです。吸収しなかった色を反射するので赤く見えるのですね。

高エネルギーの青系の光を吸収するということは、分解されやすいということでもあります。

ですから、低エネルギーの赤系の光を吸収して青系に見える顔料よりも、赤系の顔料の方が大雑把に言って退色しやすくなります。(もちろん個々の顔料によって性能が異なりますので、必ずすべてに当てはまるというものではありません。)

注意を引こうとしてせっかく「真っ赤な文字」で書いたのに、先に退色してしまって、黒で書いた「地の文字」だけが残っていることが多いのは、こんなことがあるのでしょう。

赤系の無機顔料で「ベンガラ」があります。酸化鉄です(鉄さびと同じもの)。堅牢で安全な顔料ですが、残念ながら少し「茶系統」の色になりがちで、鮮烈な赤にはならないのですね。

ルコウソウと・・・

Pict727rukousou 花はまだです。葉だけ。(花はいずれまた。)

特徴のある葉です。

ベランダからネットをたらし、這いあがらせています。

るこう‐そう【縷紅草・留紅草】 ヒルガオ科の蔓性一年草。メキシコ原産の観賞植物。茎は細く、他物にからむ。夏、濃紅色の美しい小花を開く。蔦蘿。[広辞苑第五版]

ルコウソウはちゃんと妻の意志のもとに導入されたので分かっているのですが、このネットに勝手につかまって這い上がっているつる植物がいます。

Pict727humeinoturu

これは何という名前なのでしょう?

いまのところ分かっておりません。

ヨロシク。

ヒマワリ

Pict727himawari 中央部が「管状花」、周囲が「舌状花」、全体としては「頭状花序」という、写真です。

フウセンカズラ

P729huusennkazura1 若い風船、です。膨らみきっていませんし、まだ青い。

P729huusennkazura2 小さな花で、白いし、カメラにおさめるのが難しい花です。

可憐です。

これからまだまだ長く楽しめます。

ツマグロヒョウモンの蛹

7/24にツマグロヒョウモンの幼虫を紹介しました。あの幼虫が蛹になりました。

7/29

Pict729tumaguro2 シルエットです。腹部の先端で枝にくっつき、逆さまにぶら下がりました。

蛹になる準備です。

この時間帯は、まだ外部からの刺激に強く反応して体をよじったりしますので、余分な消耗をさせたくなくて、いいアングルに入れませんでした。

Pict729tumaguro1 ケースの蓋をそっと外して、上から覗き込む形で一枚だけくっきりした写真を撮らせてもらいました。

    

    

    

   

7/30

Pict730tumaguro1

P730tumaguro1 Pict730tumaguro3                     

不思議な蛹でしょう?

蛹の背側に5対10個の突起があって、光るのです。「光る蛹」とでもいいましょうか。

円錐というか富士山型というかの突起です。おそらく突起自体は透明なのでしょう。光は内部の蛹の体や表皮との関連で色付くのではないでしょうか。

フラッシュの光を浴びせると、虹色というか青とピンクの輝きというか美しく光ります。

P730tumaguro2  

ところが、フラッシュなしで見ると金色に輝いていたりもするのです。

カメラとしてはこの撮影はちょっと辛くて、粗い画像ですが勘弁してください。

この場合は突起の表面での反射が主なのではないでしょうか。(光が内部まで入り込んでいないのではないか?)

  

  

  

8/01 まだ状態に変化はないようです。

      P801tumagurohyoumonsanagi2 Pict801tumagurohyoumonsanagi1

蛹の内部で体が乾いてきたら変化するのか?

蛹の体の表面に羽が形成されてきたら変化するのか?

わからないことだらけです。

実は、私のホームページでこれまで何度もツマグロヒョウモンを取り上げています。

下がその一覧です。よろしかったらご覧ください。成虫の写真なども入っています。

(*1)に、どのようにして光るのかの私なりの仮説も書いてみました。

(*2)に、昆虫の脱皮の話が書いてあります。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_33.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/67th/sci_67.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_35.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/68th/sci_68.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/frends/frnds_36.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/71st/sci_71.htm
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/72nd/sci_72.htm   (*1)
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/ecdysis.htm (*2)

http://www.g-hopper.ne.jp/free/fukuda/zukan-a/tatehacho/za_tsumagurohyomon-al.htm
↑ここには、ツマグロヒョウモンの写真集があります。

http://www.miyachou.com/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=17&forum=2&post_id=103
↑ここでは、ツマグロヒョウモンの羽化の連続写真が見られます。

http://homepage3.nifty.com/ueyama/shubetsu/tateha/tsumagu/tsuma.html

↑ここにツマグロヒョウモンの複眼の接写写真があり、チョウの「偽瞳孔」がはっきり見えます。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/tumagurohyoumonn.html
↑これは、「幼虫図鑑」の一部です。見つけた幼虫がなんの幼虫なのか調べるのにいいサイトです。

◆最後に、ツマグロヒョウモンはもちろん

褄黒豹紋」です。

つま【褄】(端(ハシ)の意。「褄」は国字):①長着の裾の左右両端の部分。源氏物語葵「我がたまを結び留めよしたがひの―」
②袷(アワセ)や綿入れなどの表地と裏地とが、裾袘(スソブキ)と襟下の最下端との角で1点に集まるところ。[広辞苑第五版]

(「妻苦労」ではありません。為念。)

2007年8月 2日 (木)

(クロスジ)ギンヤンマ羽化

7/31付でギンヤンマのヤゴの抜け殻をご紹介しました。(あの抜け殻は体長3cm弱でした。)

8/1、庭の池の近くにある柘植の木の木陰で、妻がギンヤンマの羽化した後の抜け殻を発見しました。

P801kurosujiginyanma1 2mちょっと離れたところから池越しに撮った写真です。

柘植の葉で少し隠されています。夕方なので、角度の低い日差しが差し込んでいます。

P801kurosujiginyanma2 足場をなんとか確保して接近し、フラッシュをたいて撮影。

輝くような抜け殻です。

P801kurosujiginyanma3 P801kurosujiginyanma4            

 

 

 

 

ここまでは屋外での撮影。

                

P801kurosujiginyanma5

枝を切って室内に持ち込んで撮影。

P801kurosujiginyanma6

P801kurosujiginyanma7 P801kurosujiginyanma8            

 

 

 

 

 

この抜け殻は体長5cm弱です。とても迫力があります。背中の紋様も見えますね。前に池に浮いていた抜け殻の紋様と同じです。ですから、池に浮いていた抜け殻と、ここにある羽化した後の抜け殻の主は同じ種類だと考えていいと思います。

さて、では、この抜け殻から羽化したのは何なのでしょう?

妻が言うには、黒と黄色のようなまだらのトンボを見かけた、ということです。

でも、この抜け殻の形はオニヤンマではないと思います。

そうなると、ギンヤンマの仲間で、まだらな感じのがいるのでしょうか?

クロスジギンヤンマはまだらっぽい体色をしています。

http://biodb.i.hosei.ac.jp/nagaike/Nag004/74.html 

http://www3.pf-x.net/~tosakah/tombo/07yanma/kurosujigin03.html

などをご覧ください。

◆ギンヤンマとクロスジギンヤンマを抜け殻で識別する方法はないものでしょうか。

「トンボ入門」という本では、ギンヤンマは「下唇の先端にある鉤が急角度で曲がっていることで見分ける」。クロスジギンヤンマは「曲がり方がゆるやか」と記載しています。

 すでに知っている人にはこれでわかるのでしょうが、ちょっとこれだけではよくわかりません。

「トンボの住む街・江東区」(江東区トンボまつり公式マニュアル)というのを見つけました。

http://city.koto.lg.jp/upimg/17071_bokuraA4v4_01.pdf

をご覧ください。

Image011              Image012

左は、眼が大きく横にふくらんでいてギンヤンマの仲間だそうです。

右は、眼が小さく前に出ていて、他のヤンマの仲間だそうです。(オニヤンマなど)

これでいくと、ギンヤンマの仲間であることはやはり確かなようです。

  

   

Image014大分ぼけてしまいましたが、ヤゴの下唇の図です。

上の方(前の方)に出ているのが「側片」といいます。

この側片の様子で、ギンヤンマとクロスジギンヤンマが見分けられるのだそうです。 

 

 

 

 

 

 

この鉤状の先端が問題なのです。

  

 

Image016 Image017          

  

  

左は「側片の先が直角」でギンヤンマ、

右は「側片の先にまるみがある」のでクロスジギンヤンマとわかるのです。

こういうように図入りで説明してもらうと、「トンボ入門」の記述が理解できるようになりますね。 

  

◆さあ、参ったぞ。もう一回ヤゴの写真を見てみましょう。

                Pict727kurosujiginnyannma_kasin1 Pict727kurosujiginyanma_kasin4

左は7/27に撮った写真の下唇の部分。

右はそれをグレースケールに変換して輪郭がくっきりするように調整したものです。

いかがでしょう?

「まるみがある」ように思うのですが・・・。

    

    

別のアングルから。

P729kurosujiginyanma_kasin1

一応、私の結論は、側片の先にまるみがあって、この抜け殻はクロスジギンヤンマである、というものです。

ということで、

我が家の池でクロスジギンヤンマが羽化しました。

うれしいなぁ。わくわくします。この小さな池から、クロスジギンヤンマまで羽化したなんて!

おそらく1年で成長しきるものではないでしょう。何年かこの池に住んで、やっと今年羽化したのだと思います。

いや~、やっぱりうれしいです。

オマケ:池に浮いていた抜け殻の写真をグレースケールにした全体像です。

P729kurosujiginyanma_kasin2

ヨコバイの幼虫かな?

Pict724mukugenosobanomusi ムクゲのつぼみを撮った写真を見ていたら、何かいますね。

「ボクたちも写して」と入り込んできたやつが。

ヨコバイの幼虫ではないかと思いますが。折角ですからご紹介します。

ヤマトシジミ

Pict727yamatosijimi よく飛び回るので、あまりよい被写体ではないのですが、たまたま花を見ていたら目の前に来たのでパチリ。

幼虫の食草はカタバミです。でも実際に幼虫を見たことがないのです。

地面近いのは苦手だからなぁ。

リュウノヒゲ

Pict721ryunohige1 Pict721ryunohige2                

リュウノヒゲの実はよく知っていますが、実がなるのなら当然花が咲くはずですね。

その肝心の花を知りませんでした。

草の中のかなり見づらい位置に咲いていました。こんな目立たなくていいのですかね。

写真を撮るにも、かき分けかき分けしながらの撮影でした。

じゃ‐の‐ひげ【蛇の鬚】ユリ科の常緑多年草。山野の日陰に生え、しばしば人家に植える。20センチメートルくらいの細長い葉を叢生、それを鬚に見たてた名。地下に短い根茎と、一部が念珠状に肥厚した根とがある。初夏、淡紫色の小花を総状につける。碧色・球状の種子が裸出する。乾燥させた根の瘤(コブ)を麦門冬(バクモンドウ)といい、強壮薬とす
る。リュウノヒゲ。[広辞苑第五版]

あらら、広辞苑ではジャノヒゲでした。私はリュウノヒゲで覚えていたのですが・・・。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8E%E3%83%92%E3%82%B2
 ジャノヒゲ(蛇の髭、Ophiopogon japonicus Ker-Gawler)はユリ科(APG植物分類体系ではスズラン科)の常緑多年草。リュウノヒゲ(竜の髯)ともいう。日本を含む東アジアの森林に広く分布し、またよく植え込みに用いられる。
 高さ10cmほどで細い葉が多数出る。この葉が竜の髯に似ているので名付けられたといわれる。夏に総状花序に淡紫色の小さい花をつける。子房は種子を1個含むが、成熟前に破れて種子が露出し、青く熟す。
 根は所々太く紡錘形になり、これを麦門冬(ばくもんどう)と称して鎮咳・強壮などに用いる。日本薬局方に収録の生薬である。麦門冬は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、清肺湯(せいはいとう)などの漢方方剤に使われる。

界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : ユリ目 Liliales
科 : ユリ科 Liliaceae
属 : ジャノヒゲ属 Ophiopogon
種 : ジャノヒゲ O. japonicus

学名:Ophiopogon japonicus
和名:ジャノヒゲ
別名:リュウノヒゲ
英名:Mondo grass 、dowarf lilyturf

ワルナスビ

P723humei1 P723humei2           

7/23、都心のある駐車場で見かけた花です。この時点では、花の名前はわからずに、「不明」で載せようかなと思っていました。

田中修著「雑草のはなし」中公新書、1890 を眺めていたら、「ワルナスビ」というのが目に入りました。口絵写真は小さいのですが姿からして「これだっ」となりました。

P723warunasubi2           

花のアップはこうです。

  

  

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%83%93
ワルナスビ

分類
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
綱: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目: ナス目 Solanales
科: ナス科 Solanaceae
属: ナス属 Solanum
種: ワルナスビ carolinense

学名:Solanum carolinense
英名:Carolina horsenettle
 ワルナスビ(学名Solanum carolinense)はナス科の多年草で、アメリカ合衆国南東部(カロライナ周辺)の原産であるが、日本も含め世界的に帰化している雑草である。
 茎や葉に鋭いとげが多いうえ、地下茎および牛糞などに混じる種子でよく繁殖し、除草剤も効きにくく、一度生えると駆除しにくい。耕運機などですきこむと、地下茎の切れ端一つ一つから芽が出て独立した個体に再生し、以前より増えてしまう始末の悪さで、和名ワルナスビも本種のこういった性質による。日本では昭和初期に千葉県成田市の御料牧場で牧野富太郎により発見及び命名され、以降全国に広がった。
 花は白または淡青色でナスやジャガイモに似ており春から秋まで咲き続ける。果実は球形で黄色く熟しトマトに似ている。しかし、全草がソラニンを含み有毒であるため、家畜が食べると場合によっては中毒死することがある。英語でも"Apple of Sodom"(ソドムのリンゴ)、"Devil's tomato" (悪魔のトマト)などという悪名でも呼ばれている。

http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/71warunasubi.htm
ここに、よい写真や解説があります。ぜひお読みください。

 それにしても、いろいろ妙な名前を付けられて、植物も大変ですねぇ。きれいな花だと思います。

 「悪い」と考えるのは動物種「ヒト」の偏見・勝手で、すべての植物は一生懸命生きていることになんの変りもないのになぁ。ちょっぴり残念。

オニユリ

P725oniyuri 典型的なオニユリです。

この頃、どうもいろいろわからないものにばかり出くわすので、疲れ気味です。昔馴染みの見慣れた姿にホッとしました。

おに‐ゆり【鬼百合】日本の山野に自生するユリの一種。地下の鱗茎は白色。茎は高さ約1メートル、黒紫色の斑点がある。葉は狭長、葉腋に黒紫色の珠芽ムカゴを生ずる。夏、暗紫色の斑点をもつ橙色の花を開く。実のなることはほとんどない。鱗茎は食用、花は観賞用。テンガイユリ。[広辞苑第五版]

ツバメは巣立ったようです

P723tubamenosu ご報告が遅れました。7/23撮影です。

巣だけが残っていました。無事巣立てたのかなぁ、と心配していましたら、

この巣がある駐車場のご主人がバイクで出かけるところでしたので、

「巣立ちましたかあ?」と伺ったところ「ええ」と答えて走り去りましたので、安心しました。

2007年8月 1日 (水)

オオシオカラトンボ

P725oosiokara1 P725oosiokara2            

Pict725oosiokara3

  

7/25のショット。

    

7/26です。      Pictoosiokara4          

 

 

7/27 です。Pict727oosiokara庭においた脚立に飛んできました。私からは1mも離れていないところ。

このごろ少し昆虫に警戒心を持たせないヒトになってきましたかね、私は。

堂々として、かっこいいですね。

ミズヒキ

P801mizuhiki_tade ミズヒキと(多分)イヌタデが写っています。

イヌタデも赤いんじゃないかと思いますが、今のところこんな色。

今、赤いのがミズヒキです。

みず‐ひき【水引】
①麻などを水に浸して皮を剥ぐこと。転じて、麻糸。後撰和歌集旅「―の白糸はへて織る機ハタは」
②仏前・神輿ミコシなどに張り渡す金襴キンランなどの幕。
③進物用の包紙などを結ぶのに用いる紙糸。細い紙縒コヨリに水糊を引いて乾し固めたもの。多くは数条を合せて、中央から染分けにしたもので、普通、祝事・進物用には紅白・金銀・金赤などを用い、凶事には白・藍白・黒白などを用いる。
④タデ科の多年草。山野の陰地に自生し、茎は高さ約60センチメートル。通常、葉の表面に暗紅色の斑がある。夏秋の頃、赤色の小花をまばらに穂状につけ、それを③に見たてた。白い花のものを「銀水引」、紅白まじりのものを「御所水引」ともいう。ミズヒキグサ。漢名、毛蓼。[広辞苑第五版]

広辞苑の中の「紅白まじり」というのは、オシロイバナで話が出てきたトランスポゾンがらみの「源平咲き」というやつではないでしょうか。

「雑草のはなし」によると「この花は、上から見ると赤色であり、下から見ると白っぽく見える。その印象が、お祝いののし袋にかける紅白の水引に重ねられた。」とありました。

では、どうぞ。

Pict801mizuhiki1 Pict801mizuhiki2            

とても屋外で撮れる写真ではないので、花茎を1本摘んで室内でじっくり撮らせてもらいました。

左が、「上から」の写真。

右が、「下から」の写真です。

確かに方向によって眺めが全然違うのですね。

 

Pict801mizuhiki3 花を横から見るとこうです。

上下の面で色が異なっているのがわかるでしょう。

先端から2本出ているのは何でしょう?

http://homepage3.nifty.com/mushikusa/top/top_page_04.htm
によりますと

 虫の目になってまた花を見る。まず、花序に付く赤い種(そう果)。花被片に包まれ、先に長めの釣り針のようなものが2本伸びている。これは花柱の名残で、獣などの毛に貼り付く工夫である。そして、小さな花。花弁に見えるのは4枚の花被片で、花弁とも萼とも区別が付かない花の構造である。その上の3枚は赤く、下の1枚だけ白い。赤一色の中で、その白い色こそ昆虫たちに花の所在をアピールするはずだ。  

な~るほど。やっぱり詳しい人は詳しいんだ。感服いたしました。

Pict801mizuhiki4 Pict801mizuhiki5             

  

  

裏表です。見るほどに、不思議な花なのですね。いやはや。

Pict801mizuhiki6

こんな風に開いたのもありましたよ。

ヘクソカズラ

P729hekusokazura1 これ「ヘクソカズラ」です。

すごい名前をもらってしまいましたが、花はとってもかわいいですよ。

   

 

P729hekusokazura2 これは若い葉とつぼみ。

花に接近。

P729hekusokazura3

P729hekusokazura4

P729hekusokazura5   

  

  

  

http://www48.tok2.com/home/mizubasyou/95hekusokazura.htm
このサイトをぜひご覧ください。非常に詳しい解説があります。

へくそ‐かずら【屁屎葛】 カヅラ:アカネ科の蔓性多年草。山野・路傍などに普通。葉は楕円形。全体に悪臭がある。夏、筒形で、外面白色、内面紫色の小花をつけ、果実は球形、黄褐色に熟す。ヤイトバナ。サオトメバナ。古名、くそかずら。漢名、牛皮凍。[広辞苑第五版]

ヤイトバナという名は、花の中央に「やいと=灸」のあとのような赤味があるからだそうです。

サオトメバナという可憐な名前もあるのに、なんとまあ、とんでもない名前をもらったものです。

さて、ヘクソカズラはその名の通り臭い、とあちこちに記載されています。

どのくらい臭いのだろうと試してみました。元化学教師ですから、いろいろな悪臭物質とも接してきましたので、さして悪臭を気にしない性質なのです。

葉をちぎって、折って、揉んで、裂いて・・・いろいろやったのですが、臭くないですねぇ。

濃い青臭さ、草の香の濃いやつ、そんな感じで、別にどうという匂いでもありませんでした。なんでかなぁ?

(私の嗅覚はあまり信用できないことは確かです。アゲハ類の幼虫が怒ると「悪臭を出す」といわれますが、あの匂いが私には一種の芳香に感じられるという人ですから。)

匂いの元は、CHSHという化合物で、通称(メチル)メルカプタン、正式名称はメタンチオールという物質だとあちこちに書いてありました。

◆R-OHだと「アルコール」という物質群になります。名前の語尾が「オール」となります。

R-SHを「チオール」と呼びます。「チオ」というのは硫黄のことです。

(Rは炭素の鎖に水素がくっついたもの。アルキル基といいます。)

東京ガスが家庭に送っているのは90%以上の純度のメタンガスです。これは無色無臭です。もしガス漏れが起きたとき、色もなければ匂いもないのでは、漏れたことに気付きませんね。そこで安全のためにわざわざ悪臭を付与してあるのです。これがチオールの仲間の化合物のようです。(渋谷の温泉施設で天然ガスが発生して爆発事故が起きましたが、天然ガスの主成分はメタンで、無色無臭ですから、漏れたことに気付かなかったのですね。これが悪臭ガスなら早くに気付いたかもしれませんが・・・。)

さて、植物体の中では、メタンチオールが糖と結合して「配糖体」という状態で存在します。それが植物体が傷つけられると酵素が働いて結合を切り、メタンチオールが発生して悪臭を放ち、植物体を外敵から守る、という仕組みのようです。(悪臭に感じてくれないやつがいると困りものですね。)

わさびをすりおろして、しばらくおくと辛味が強くなってくるというのも仕組みは同じですね。

悪臭成分がメタンチオール(メチルメルカプタン)だとすると、キャベツの腐ったようなというか、チーズ臭、口臭、屁の臭気成分でもあります。とはいえ、そうとんでもない悪臭だとは私は思いませんが・・・。

この防御態勢のおかげであまり食害を受けないというのですが・・・

http://kanon101.cool.ne.jp/foto_sinrin/006_souhon/K_akane/hekuso_kazura/hekuso_kazura.htm
ヘクソカズラの臭いのもとは、細胞内に蓄えられたペデロシドという物質。葉や茎が食害を受けることでこれが分解され、メルカプタンという揮発性物質が生成され悪臭として働く。これにより、ヘクソカズラを食草とする昆虫はほとんどいない。しかし、中には例外もおり、ヘクソカズラヒゲナガアブラムシは、ヘクソカズラの汁を吸い、成分を体内に蓄積することで、テントウムシの捕食から逃れていると言われている。また、スズメガ科のホシヒメホウジャク、ホシホウジャクの幼虫もヘクソカズラを食草とすることが知られている。チョウ目の幼虫の多くは狭食性を示すが、このスズメガ科の両者は、誰も手を出さない植物を選択したことで、食草を独占できる。

Pict731hekusokazura このページの最初の写真もそうなのですが、やたらと虫に食われてますよ。チョウの幼虫が食べたような跡ではなくて、葉に穴が開くような食べ方というのは「誰ですか?」

ヘクソカズラヒゲナガアブラムシでしょうか?

今のところ正体不明です。

ナンテン

Pict731nanten ナンテンです。別に花が咲いているわけでもありません。

どうしてか、ナンテンの「姿」が好きです。

なぜか輪郭のくっきりした感じ、端正なたたずまいが好きです。

なん‐てん【南天】メギ科の常緑低木。中国大陸原産。高さ約2~3メートルに達する。葉は羽状複葉。初夏、白色の小六弁花を総状につける。晩秋から冬、球形で赤色の果実をつける。暖地に自生し、また観賞用に植栽。漢名、南天竹・南天燭。「南天の実」は  冬 。〈元和本下学集〉[広辞苑第五版]

アゲハの仲間の卵

P801ageharuinotamago アブラゼミを放しに行った妻が持ってきました。

ミカンの枝の先端部です。アゲハの仲間の卵でしょう。アゲハなのか、クロアゲハなのか、そこまでは私には判別できません。

写真左下、すでに孵化して幼虫が出て行った殻が見えますね。

アゲハのメスは、孵ったばかりで小さな弱いアゴしか持たない幼虫のために、柔らかい新芽のところを選んで産卵したのです。

終齢幼虫などは、少しくらい枯れかかったような葉でも、バリバリ音を立てて食べますが、一齢幼虫には、やさしい配慮が必要なのです。

アブラゼミ

P801aburazemi1 家の前で花の様子などを見ていましたら、コンクリート製の電柱にアブラゼミがやってきて、ジジジジ・・・と声を立てて「止まれない」と騒ぎました。

ひょいとセミのすぐ下に手を出したら、なんとまあ、「つかまりやすい」といって、私の手につかまってしまいました。

ずいぶんとしっかりくっついてくれて、皮膚がひきつってますね。別に痛くはないです、年のせいで「身の少ない」手ですから。

よく見ると、カマキリの脱皮の時にお話しした「偽瞳孔」が見えています。見づらいので拡大してみましょう。

P801aburazemi2 両側の複眼の「寄り目」っぽい位置に黒い偽瞳孔が見えます。

中央に赤い3つの単眼も写っていますね。

 P801aburazemi3               

偽瞳孔は見る人の向きに見えるはずですので、アングルを変えてみましょう。どうですか?黒いぽちが外側に移動しましたね。

やはり、見る人の方向へ移動するのです。

さて、ひとしきり写真を撮ったので飛ばしてやろうと思ったのですが、居心地良いのか、飛んでくれません。

妻を呼んで、こいつを木陰に連れて行ってほしい、と頼みました。

P801aburazemi4

そうしたら、また、妻の手のひらで落ち着いてしまって、逃げないんですね。笑いながら、家の裏の木陰へ連れて行って木に止まらせてくれました。もう寿命が近いのかもしれませんね。

ひょっとして、我ら夫婦は「人間離れしてきた」のかもしれません。虫に好かれてしまいました。

トキワハゼ

P511tokiwahaze これも5/17付で名前がわからないとしたものです。

で、これも「雑草のはなし」中公新書1890 で「これかな?」と思って検索したら、判明しました。

トキワハゼです。

ときわ‐はぜ【常磐黄櫨】ゴマノハグサ科の一年草。日本各地の路傍や庭に普通の雑草。サギゴケによく似るが茎が直立し、ロゼットにならない。葉は対生し、茎頂に淡紫色の唇形花をまばらに横向きに開く。
[広辞苑第五版]

http://www.okhotsk.or.jp/32622ab/index0210tokiwahaze.htm
常盤櫨(ゴマノハグサ科)
花色は淡紅紫色の長さ1cmの唇形花。高さ5~25cmの1年草、茎は根元に多数の葉を対生する。葉の形は卵形で先は丸く、縁にはゆるい鋸葉がある。道端や空地、畑のふちによく見かける。湿った草地や水田の縁に多い。
トキワハゼの花冠の上唇は2浅裂する。下唇は斑紋をもつ淡紫色で先は3裂する。この名前は、いつでも花が見られ、果実が「はぜる」からと云われている。5月~9月阿寒のボッケ付近遊歩道あたりに見られる.

私にはなんだか、鳥が飛んでいるようにも見えるのですが。

地面近くの花ってちゃんと見てあげないと、見逃してしまいますね。

P801tokiwahaze1

8/1、昼、ちょっと庭へ出てみたら、トキワハゼは今も咲いていましたので、また写真を撮ってきました。

左側に花の終わった跡があります。

P801tokiwahaze2 コンパクトデジカメではこのくらいが限度です。

やっぱり鳥みたいに見えるなぁ。

ニワゼキショウ

P511niwazekisyou1 5/17付の名前が判りませんという花の名が判りました。

「雑草のはなし」田中修著、中公新書1890を読んでいて見つけました。

ニワゼキショウでした。池のほとりに群生しています。

P511niwazekisyou2

 端正な花ですよね。

  

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%AF%E3%82%BC%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6
ニワゼキショウ

分類
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : ユリ目 Liliales
科 : アヤメ科 Iridaceae
属 : ニワゼキショウ属 Sisyrinchium
種 : ニワゼキショウ Sisyrinchium rosulatum

学名: Sisyrinchium roslatum
和名: ニワゼキショウ

ニワゼキショウ(庭石菖 Sisyrinchium rosulatum)はアヤメ科ニワゼキショウ属の一年草日本ではS. atlanticumの学名があてられることが多いが、北米のS. atlanticumは多年生で、雌しべは花被より長く、誤りである。日本に普通のものはテキサス州を中心に分布する多型的な種である。従って、明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものである。芝生や草地などに群生している。花期は5~6月で、花色は白、赤紫で、青味がかったものはオオニワゼキショウとの雑種。花は、受精すると、一日でしぼんでしまう。

http://www.hana300.com/niwaze.html
・文目(あやめ)科。                     
・学名  Sisyrinchium atlanticum          

・開花時期は、  5/  1頃~  6/  末頃。
・北アメリカ原産。1890年頃に渡来。   
・色は白か紅紫。小さい花だがきれい。      
・葉が石菖(せきしょう)というサトイモ科の植物に似ていて、また、庭によく生えるところから、庭石菖の名になった。
・別名  「南京文目」(なんきんあやめ)。 

P511niwazekisyou3

花の中を覗かせてもらいました。対称性がとてもよい花です。

個人的に私は、対称性のよい花が好きです。

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