雹
★2007年5月31日夕方5時過ぎ、ものすごい雷雨がやってきました。降り始めの時間帯に、「雹」が降りました。
これです。指の幅から雹の大きさを推定して下さい。直径約1cm程度でしょう。これが、バラバラと南西の風に乗って吹き付けてきたのです。
雨戸が騒音を立てました。「雹だ!」というわけで、拾ってきて写真に収めたわけです。
当たると痛いです。
真っ暗な空にカメラを向けて、フラッシュをたいたところ、白く点々と雹が写りました。
このあと、雹は収まって、雨になり、雷鳴がとどろき、2時間以上でしょうか、降り続きました。
電車の設備がそばにあるので、我が家に落雷することもないだろうと、夜の光のショーを楽しみました。稲妻が見えている間は、ちゃんと生きています。稲妻が見えなくなったとしたら、死んじゃったのですからあきらめて下さい。生きてる間は楽しみましょう。
とはいえ、この雷雨で、落雷を受けてしまった人がいらっしゃいますので、あまり冗談は言っていられません。ご無事でよかったですね。
「ひょう」も降った 関東、夕方から大荒れ
朝日新聞 2007年05月31日22時55分
東北から関東地方は31日夕方から、大気の状態が不安定となり、荒れた天気になった。
ひょうが積もり、白くなった道路=31日午後5時44分、川崎市中原区小杉町で。
川崎市では午後5時からの1時間に約90ミリの猛烈な雨が降った。同市中原区内では一時、ひょうやあられも降った。前橋市でも夕方、ひょうが観測された。この雨で、JR東海道新幹線が午後5時45分ごろから約45分間、品川―新横浜間で運転を見合わせた。約7万5000人に影響が出た。
東京都府中市では午後5時半ごろ、自転車の男性会社員(41)が落雷を受け、顔などにやけどを負った。
頭に落雷、男性がけが 自転車で帰宅途中
朝日新聞 2007年06月01日14時34分
東京都府中市日吉町の歩道で31日午後5時半ごろ、自転車に乗って帰宅途中だった男性会社員(41)が落雷に遭った。顔や右腕にやけどなどで約2週間のけがを負ったが、命に別条はなかった。
警視庁府中署の調べによると、落雷は男性の右側頭部から右腕を通って地面に抜けたとみられる。
現場は東京競馬場の東門前で、男性は傘を差しておらず、眼鏡を掛けていたが、眼鏡に落雷の痕跡はなかった。
男性は落雷の衝撃で自転車ごと転倒し、目撃した通行人が119番した。(時事)
我が家は東京都なのですが、多摩川をはさんで川崎市中原区とは、直線的にはとても近いので、やはり、猛烈な雷雨に見舞われたのでした。
★ところで、雹の写真を撮ってから、屋内に戻り、テレビをつけて、フト「そうだ、衛星放送にも雨が降っているだろう」と、BSにしてみたら、案の定でした。
BSはおよそ12GHzという周波数の電波を使っています。
波長=光速/周波数 という式で計算してみますと
波長は2.5cmくらいです。雨粒よりは波長の方が大きいので、「電波の波長が雨粒程度になって」という解説はちょっと苦しそう。
豪雨のときは、電波が通り抜けてくる空間に、波長程度のすき間しかなくなってくるのです。電波の速度に対して、雨粒の落下速度は無視できるほど小さいですから、電波側から見ると、電波散乱物体が波長程度の間隔で並んでいる、そのすき間を進行してくるわけです。
そのため、画像を載せた電波の一部が、雨粒に反射されて、反射されて、結局、届かなくなってしまうことがあるのですね。
で、それが、画面上の乱れ=画像情報の欠落として見えるわけです。
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