ネジバナが咲き始めました
ねじ‐ばな【捩花】ラン科の多年草。原野・芝生などに自生。高さ10~30センチメートル。根茎は白く肉質。夏に淡紅ないし紅色の小花を多数総状につけ、花序がゆるい螺旋ラセン状を呈するのでこの名がある。モジズリ。綬草。[広辞苑第五版]
そう、この花、ランの仲間なのですよね。
ランらしいでしょうか?
広辞苑第五版から
もじ‐ずり【捩摺】「しのぶずり(忍摺)」に同じ。〔植〕ネジバナの異称。
しのぶ‐ずり【忍摺・信夫摺】摺込染の一種。昔、陸奥国信夫(シノブ)郡から産出した忍草の茎・葉などの色素で捩モジれたように文様を布帛に摺りつけたもの。捩摺モジズリともいい、その文様が捩れからまっているからとも、捩れ乱れた文様のある石(もじずりいし)に布をあてて摺ったからともいう。しのぶもじずり。草の捩摺。しのぶ。伊勢物語
「この男―の狩衣をなむ着たりける」
もじずり‐ごろも【捩摺衣】しのぶずりをした衣。
◆「もじずり」といえば、百人一首の歌ですよね。
陸奥のしのぶもぢずりたれゆゑに 乱れそめにしわれならなくに
河原左大臣 源融
私が百人一首を覚えたのは小学校一年生くらいだったでしょうか。5歳年上の兄が学校で教わってきて、母が結構上手で、家族4人で、乱取りだ、源平だ、とかいって遊びました。
弟として兄への対抗上一所懸命に覚えたのですが、いかんせん、意味なんかまるっきりわかりもしませんでした。で、とんでもない誤解が私の中に大量に生まれたわけです。
「うらめしき」 お化けでも出るのかな?
「ももしきの」 ももひきの一種か?
・・・。で、上の歌ですが
「われならなくに」って「我なら泣くに」だと思ってました。「自分なら泣いちゃうな」なんだろうなぁ、と。
いやお恥ずかしい。
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