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2007年5月22日 (火)

ミドリシジミ

朝日歌壇2007.5.21(月)より

ミドリシジミ呼び戻さんと田に植えし榛(はん)の苗木の若葉色濃し

                           (蓮田市)斎藤哲哉

◆私の歌の鑑賞の仕方は「邪道」でして、短詩形文学として鑑賞するというのではなくて、扱われた題材が動物だったり昆虫だったりと、自分の好きなものが詠み込まれたときに強く反応してしまうのです。
 今回は、ミドリシジミが詠まれているので、嬉しくなってしまいました。
 しかも、成虫のミドリシジミが美しいとかいうのではなく、食草から育てて蝶を増やしたいと願っていることに強くうたれました。
 一部のマニアは、成虫を収集して喜ぶのでしょうが、蝶を本当に好きな人はそんなことはしません。
 先ず食草を育て、蝶に来てもらって産卵を待ち、幼虫が無事に育ってくれるようにと見守り、羽化した成虫が空を飛ぶ姿を見て、我がことのように嬉しくなるものなのです。
 精いっぱい飛んで、配偶相手を見つけ、次の世代を産むことを楽しみにします。翅がボロボロになるまで飛んでほしい。それが、飛ぶ昆虫の本望というものでしょう。
 昆虫(広く生物)というものを、ある「個体」だけで見ずに、食草、幼虫、サナギ、成虫、場合によっては捕食者としての鳥、寄生するものたち、などまで含めて「系=システム」として見ることができるようになれば、現在の環境問題なども、少しは軽減されるのではないか、などとも思ってしまいます。

◆こんなことを、思いながらこの歌を読みました。きっと素晴らしい人なんだろうな、と人柄が偲ばれます。

◆偉そうなことをいって、「はんのき」というのがよくわかりません。みれば「ああこれか」ということになるとは思います。
 子どものころには、ミドリシジミもベニシジミも見ましたから、きっとその食草も見ていたはずです。
 昆虫少年(幼年)としては、ミドリシジミやベニシジミを見るとドキドキした思いがあります。

 はん‐の‐き【榛の木】(ハリノキの音便) カバノキ科の落葉高木。山地の湿地に自生。また田畔に栽植。高さ約20メートルに達し、雌雄同株。2月頃、葉に先だって暗紫褐色の単性花をつけ、花後、松かさ状の小果実を結ぶ。材は薪・建築および器具用、樹皮と果実は染料。ハリ。ハギ
[広辞苑第五版]

◆参考になるサイトを拾って見ました。
 検索しているうちに、「ミドリシジミは埼玉県の蝶である」ということが分かりました。
 な~るほど、「蓮田市」は「埼玉県」だったなぁ、と気づかされたのでした。
(大田区にすむ私が、区の木のクスノキを育てて、アオスジアゲハを育てているのと同じなんだなと、なおさら嬉しくなりました。)

http://www9.plala.or.jp/NYAKKI/ihsiurat/buhin/hannoki/hannoki.html
はんのきの写真があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%B8%E3%83%9F
ミドリシジミの解説があります。

http://homepage3.nifty.com/ueyama/shubetsu/shijimi/midori/midori.html
ミドリシジミに関する素晴らしい写真があります。

http://homepage3.nifty.com/sundog/html/r52.html

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