タカラダニ
この2,3年?3,4年?この季節になるとコンクリートや塀の上を「鮮やかな赤い色のいきもの」が走り回ります。気にはなるのですが、老眼の眼には、何だかよく分かりません。クモの子か、ダニか、カイガラムシのようなやつか・・・?と考えていました。しかも走る速さが速い。デジカメを地面すれすれにして、スーパーマクロモードで、とにかくひたすらシャッターを切ってみました。やっと取れた写真がこれです。
昆虫なら頭部・胸部・腹部、クモなら頭胸部と腹部。くびれてたいていは見分けがつきますが、こいつはコロンと丸まっこい体に4対の足、ダニですね。
「赤いダニ」で検索してみたら「タカラダニ」というのだそうです。
http://ss.afftis.or.jp/QandA/box/mon/mon75.htm
ここに解説がありました。部分的に引用します。
<引用> これは昆虫の体表に寄生する微小な赤いダニで、子供たちがセミを捕まえたとき、赤い小さいものがたくさん付いていると金持ちになれるとの言い伝えから「タカラ」と名付けられたものです。このダニは、ヒトを刺したり吸血したりすることはなく、人間生活とは無縁の存在でした。ところが成虫の活動が活発で、好んでコンクリートのざらざらした壁面やブロック塀をよじ登る性質があり、そのまま屋内にまで入ってくる事例が3年ほど前から急増して、にわかに問題になってきました。増えた原因は不明ですが、文献によるとそのほとんどが朱赤色で体長1mm内外のハマベアナタカラダニ(学名:Balaustium murorum)という、従来海岸の草むらに多かった種類だそうです。実際には無害なのですが・・・</引用>
きれいな「朱色」のようなダニです。しばらくすると見かけなくなります。不思議です。ダニにしては歩く速さがすごい、という気もしますが。
カブトムシなどを飼育すると、よくカブトムシの体にダニがつきます。ですから、ブラシで丹念にダニ取りしてやらないと衰弱してしまうことがありますが、あのダニが、このタカラダニの幼生だったのでしょうか。チャンスがあったら観察してみて下さい。
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/soudan/20030530_01.htm
ここにも解説がありました。
<引用>「ダニ目、前気門亜目タカラダニ科アナタカラダニ属」で、種類は30種くらいあり、その生活史はまだよく分かっていません。幼虫の時(0.5mm程度)は、昆虫に寄生していますが、若虫・成虫(1~1.5mm程度)になるとコンクリート壁、ブロックなど“変わった環境”で生活していますし、屋内にも侵入します。しかし、7月を過ぎると不思議なことに姿を消してしまいますので、発生する時期は限られています。ただ、その理由もよく分かりません。</引用>
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