たんぽぽの綿毛
風に吹かれて飛び去る直前のはかなさが善い。
風に乗り、どこへ行くのか?大部分は土もない場所に着地して芽を出すこともできずに死ぬのでしょう。それを見込んでの、この大量の種です。
悲観的にはならないで下さいね。もし、この種がすべて発芽して成長してしまったら、いたるところタンポポだらけになってしまうのですから。
生態系というものは、大きな冗長性の上にバランスがとれるものなのです。
たんぽぽ【蒲公英】キク科タンポポ属の多年草の総称。全世界に広く分布。日本にはカンサイタンポポ・エゾタンポポ・シロバナタンポポ、また帰化植物のセイヨウタンポポなど10種以上あり、普通にはカントウタンポポをいう。根はゴボウ状。葉は土際にロゼットを作り、倒披針形で縁は羽裂。春、花茎を出し、舌状花だけから成る黄色の頭花をつける。痩果は褐色で、冠毛は白色、風によって四散する。若葉は食用、根は生薬の蒲公英ほこうえいで健胃・泌乳剤。たな。[広辞苑第五版]
« 冬眠したヒキガエル | トップページ | クサギカメムシ(臭木椿象) »
コメント